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北京オリンピック水泳競技場
「北京オリンピック 水泳競技場」2008年完成予定 設計:PTWarchitects
(PTWarchitectsはオーストラリアの大手設計事務所)

設計コンペ案が発表された時、完成予想CGの水泡が集まって出来上がった様な外観には驚いた。最近の大規模な国際設計コンペの入賞案などには一目見ただけでは、どんな構造/どんな材料で出来上がるのかが分からない様なものが少なくない・・
フイルムやガラスといった建築表皮材の新しい可能性の追求。コンピュータ活用により複雑で挑戦的な構造でも解析が可能になった事や設計時のデーターをそのまま施工用データ-として利用できる事など。考える/表現する手段としてのコンピューターの浸透・・様々な新しい試みの積み重なりが「新しい建築」としてCGではたくさん”実現”したものを眼にしていたが・・
CGを見ながら、「こんなの本当にできるの!?」と言っていた様なものが次々現実のものとして建ち上がってきました、北京ではもうその骨格が現れ工事中の様子もメディアで多々取り上げられ、これから2008年が近づくとその姿を度々TV等で何度も眼にする事でしょう、2008年8月には北島君がここで泳いでる。

北京オリンピックメインスタジアムと中国中央電視台
(左)は”水泡”の横に建つ”鳥の巣”こと「北京オリンピック メインスタジアム」
の完成予想CG。スイスの建築家Herzog&deMeuronの設計(日本では彼らが設計したプラダ青山店は有名)
(右)その頃にはオランダの建築家Rem koolhaas設計 「中国中央電視台」も北京には出来ている・・50階もある双塔が地上150mのところで折れて繋がるというこれまでに類を見ない大胆な構造の高層ビル。
(イサムノグチの彫刻EnergyBoidに形が似てる・・)

実際の建物として、使う人の要望を聞き/大工さんや職人さんがつくる為に図面を書くというような設計過程/手法とは全く違う・・コンピューターの中でイメージそのものが、こんな事もできるあんな事もできると大胆過激過剰な「CG建築」として練られてゆく・・
そして、”そのまま”実際の建物として出来上がる。
なかなか”そのまま”という訳には行かず、完成予想CGでは綺麗だったが出来るとイマイチだったり、「CGと違うじゃないか」と突っ込みたくなるものも多いが・・「こんなの本当にできるの!?」がだいたい出来てしまう”建築の最前線”は凄く面白いが・・この大胆過激過剰さは70年代メタボ建築や80年代ポストモダン建築や90年代デ・コン建築の滑稽な悪夢を呼び起こされる人は少なくないはず。モダン終焉以降 建築の歴史がすごく滑稽に見える時があると言うのはシニカルすぎる見方だろうか・・

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