
建物の腰に瓦が張りつけてある部分・・・ 「腰巻」の張り方が異なる建物が隣接し、コラージュ的になっています・・goodです。
瓦目地、基壇石の仕上肌など・・同じ素材工法でありながら少し異なる表情・・goodです。
左側は「平目地瓦張」。目地は瓦面と同一か or 少し引っ込んでいるか (垂直水平に通る一文字目地と斜め45度に通る筋違目地がある) 。
右側は「海鼠目地瓦張」。目地を埋める漆喰を半円形に盛り上げているのが海鼠形に似ている (これも一文字目地と筋違目地がある) 。
海鼠目地の方が瓦張りの形式としては本来のもので、平目地は省略した形式。海鼠目地は技術的に高度な上にコストも掛かる・・・海鼠目地を上手に仕上げる左官職人はどんどん少なくなってきている・・