「建築探訪 74」-France 4 /Le Corbusier 3

ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント

「ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント」(1933)。パリ16区にあるガラスブロックの腰壁が印象的な外観の9階建ての・・ 者であるコルビュジェ自ら、晩年までその8階9階を住まいとしていました。
(上写真) 道路から東側外観を見る。

ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント
アトリエを見る。コの字型平面、左側の開口部は中側。

階高のあるキレイなプラスター塗りの蒲鉾型天井やたくさんの光を取り込んでいる線の細いスチールサッシと・・ ちょっと板張フラット天井で間を取って・・ ラフな感じの石積壁とのコントラストが効いています。もともと画家になりたかった程のコルビュジェ・・の仕事が忙しくても毎日、午前中はここで絵を描いていたそうだ。

ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント
道路と反対側、西側バルコニーに向かって、大きな窓を設けたダイニング。左手壁の向こうにキッチン

2まわり以上も年下であった妻イヴォンヌとの2人暮らし。古い作品集を見ても同じ家具が置かれていた・・自身の名作”LCシリーズ” は置かず・・この家具もコルビュジェらしいデザインという感じではないんだけど・・

ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント
(左) ダイニングから扉奥のキッチンを見る
(右)キッチン内を見る
ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント
(右)上階へと続く廻り階段を見る。コルビュジェらしいくすんだ色彩
(左) コの字型の中央部にあるリビング、その奥にチラッと階段が見える
ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント
(左) 浴室を見る。窓と浴槽との距離関係が気持ち良さそう
(右) 共用部の廊下を見る。壁に直接ペイントされた階数表示がgood
モジュロールメジャー
一緒に見学に参加していた大学の先生が購入されていた「モジュロール メジャー」を少し見せて頂く・・ 欲しかったけど、高かったのでガマンしました・・

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