「建築探訪 81」-France 11 / Le Corubusier 9

クック邸

ル・コルビュジェの「クック邸」(1928) 。立面平面ともにほぼ正方形をした、4階建ての都市型住居。プラネクス邸 と敷地条件が似ている・・ 両側を建物に挟まれ、前面は道路。 (上写真) 道路より北東向きの外観を見る。4階の左半分はリビング吹抜け、右半分の道路側が屋上園となっています。

(右) 竣工時の外観の様子、そんなに変わっていない感じ
(左下) リビングから道路側を見たところ・・この中央壁と両サイド窓のが・・なんとなくプレモダニズムな頃のコルビュジェの「シュウォブ邸 (1916)」を思わせていてオモシロイ

プラネクス邸と大きく違うのは・・ 上部マッスを持ち上げている、下部ピロティの様子・・ プラネクス邸が、実際は部屋が在りながらも・・ ガラスのカーテンウォールで、下部が浮いているかの様に見せているのに対して・・ クック邸の1階は小さな玄関と階段があるだけで (両サイドは壁で完全に覆われていますが) ・・ サヴォワ邸 の完全解放ピロティとまではいきませんが・・ かなり大きく開放されています。

吹抜けのある3階リビングの様子・・ 右手の低い部分 (4階屋上庭園の下) がダイニング。 リビングの奥には南西向きの大きな窓。階段奥にはキッチン。階段を上がると4階屋上庭園に面した図書室へ上がれます。

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