「建築探訪 100」-Sweden 5 / Stockholm

セントマークス教会

シーグルド・レヴェレンツ(1885-75) の代表作・・「セント・マークス(1960)」。(上写真) 白樺の木立を背景に佇む・・赤褐色煉瓦に覆われた教会・・L字型をした建物の出隅部付近、礼拝堂アプローチから外観を見る。右側の高い部分が礼拝堂、左側の低い部分には教区ホールや学習室などが配置されています。アール壁の足元左側が礼拝堂への入口。

セントマークス教会
外壁は煉瓦煉瓦煉瓦・・全て同一の素材で出来た煉瓦の塊な訳ですが。近くでよく見ると、色々な形と大きさの煉瓦があり・・煉瓦組みにも色々と細やかな変化が・・派手やかさのない落ち着いた色あいの赤煉瓦・・
セントマークス教会
目地の詰め方がダイナミック!!  煉瓦のエッジが見えなくなるくらいの・・煉瓦のハッキリとした四角をぼやっとさせる様な目地の塗り方・・ざらついた大きめの目地は、煉瓦とは段差がなく・・同一面の仕上げ
セントマークス教会
いよいよ礼拝堂に入り・・祭壇方向を見る。暗いです!!! 写真で見るよりずっとずっと暗いです!!!  限られた開口から差し込んでくる光と煉瓦に囲まれた重厚な空間は・・さながらロマネスクの教会の様でもあります。しかし・・いいです。いい空間です。見に来て良かった・・
セントマークス教会
礼拝堂の天井は非常に特徴的な形をしています。変化をつけて短手に架け渡されたシャープな鋼製梁と、その間に架けられたヴォールト状の煉瓦天井の反復がつくる大小の波・・重たい煉瓦が波打つ・・印象的な天井
セントマークス教会
礼拝堂の中央部から側廊側を見る・・石灰岩の床、赤煉瓦の壁天井、木材による扉や家具・・この建築の竣工年である1960年という時期を考慮すれば、かなり古めかしい仕上がり様とも言えますが・・ 厳選された素材による構成は美しい
セントマークス教会
とても50年程前に出来た建築とは思えない・・もっと昔からここに在った様な感じ・・時代性を超えた存在感がある建築・・ (上写真) やや天井が低い側廊部の正面を見る。雁行して建ち並ぶ煉瓦壁の間・・縦長窓から強い光が差し込んできます
セントマークス教会
側廊部にスタッキングされていた。T字型の背と座面が一体になった成形合板の作りは・・アルネ・ヤコブセンのデザインによる「T-chair」。70年代に入るとT-chairは廃番になっていたそうなので・・竣工当時のものだろうか?  建築によくマッチしています
セントマークス教会
祭壇横の窓を見る。窓枠が消えた開口部は、ガラスがない様に見せる納まり・・光が綺麗に差し込んできます。シーグルド・レヴェレンツという建築家について、詳しい資料や書籍はそんなに多くはなく・・建築家自身の著書などもあまり眼にした事もないのですが・・レヴェレンツという建築家はきっと寡黙で、無駄な事は口にせず、黙々と仕事に没頭している様なタイプの人だったんだろうなと・・ 訪れた建築の印象だけからの勝手なイメージ・・
セントマークス教会
教区ホールのエントランス部には大きな木製の庇。右側の中を挟んで建っているのは教区事務棟・・ もっともっと紹介したい部分や興味深い詳細は色々と在るんですが・・ とりあえず、これくらいで

Markuskyrkan

「T-Centralen」よりMetro green line 17で23分程度
「Björkhagen」駅を東側に出たら、駅を背にして左斜め方向に進むと木立に囲まれた教会がすぐ見えてきます
儀式や礼拝の時間以外なら見学をさせてもらえると思います

セント・マークス教会のサイトの右側の帯にイベント等の情報が載っているので、Google翻訳等を利用してチェックしてから出掛けました。就学前の子供たちのためのイベントなど結構詰まっているので、静かに教会を見学したい場合は、イベントを避けると良いかもしれません。帯の中には、セント・マークス教会以外のイベントも併記されているので要注意!

サイトは語で、英語のページも用意されていますが、英語のページにはあまり情報が載っていません。そこで便利なのが、Google翻訳ブラウザ ボタン機能です。「グーグル翻訳 ブックマークレット」などで検索すると設定の方法が分かります。これを設定しておくと、見ているサイトがワンクリックで翻訳されます。まぁ完全ではありませんが…
この機能のお陰で、旅行の下調べもとてもしやすかったです。

駅前には「Björkhagens bibliotek」というがあります。丁度中で見学が出来なかったのですが、地域図書館に興味のある方は、立ち寄ってみてください。

Björkhagens bibliotek

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