
ヘルシンキ中心部から北西に5kmほど離れた住宅地・・建築家自身の設計による「アアルト自邸」(1936)。(上写真)アクセスとなる道路側より、窓はほとんどない北側外観を見る。漆喰塗りされた煉瓦壁と塀の・・白をベースにして、濃茶色の板張りヴォリュームと木製扉がアクセント的にコラージュ。左手の背丈ほどの塀は、建物本体ではない外構としての塀ですが・・きっと建物と一体でデザインを考えていたのではないかと・・goodです、効いてます。残念ながら足場が架けられていて・・フィンランドはこの時期どこでもメンテナンス中・・

煉瓦に塗られた漆喰を補修中・・結構はがれています、何年ぶりに塗り替えているんだろう・・聞きたかったなぁ。屋根は、表から見ると矩形なんだけど、裏から見るとバタフライ型・・専用事務所を近くに建てるまでは、こちらが住居兼用の事務所でした。









Alvar Aalto house
Riihitie 20, 00330 Helsinki
アアルトが妻アイノと共に設計した「アアルト自邸」。”ガイド付き(有料)” で見学が可能。ガイドによる案内の後は・・自由見学&写真撮影もOK。個人での見学の場合は予約不要のようです。

普段はサイドボードに収納されている天板は・・大人数の来客時、ダイニングテーブルを伸展させて使うための物。
家具や造付け収納棚だけでなく・・照明器具、ドアノブ、食器、リネンまで全てを・・細部にまで渡り、自分たちでデザインしたアアルト夫婦の自邸。二人の思いと息遣いが今でも感じられる様な・・本当にアアルトの家を訪ねて、遊びに来ている様な・・感じにさせてくれます。小さな置物ひとつひとつまで、全てが建築家の意思と眼でセレクトされた “建築家の自邸” という空間は・・特別な空気感が在ります。

STUDIO AALTO を見学した後、徒歩数分の所にある Alvar Aalto house に向かうまでの道すがら・・アアルトとアイノが数え切れないほど、往復したであろう仕事場と自邸の間にある・・静かな住宅街の様子。

通りや家々には・・たくさんの樹木や花々が、程よく自然な感じで植えられていて・・雰囲気の良い住宅街。
木の枝にはリスも居たり!! カワ(・∀・)イイ!! ジッとこちらを観察しています。