「南畝の家」-解体

北側接道側より見る。道路側の建物を一部撤去した事で、今まで道路側からあまりよく見えなかった・・敷地中央に建つ「母屋の入り母屋屋根」が、少し顔を覗かせる

道路側に足場を組んで、古くなった外壁の焼杉板を張替え・・40m近い北側ファサードの一部を撤去(左側)して、車庫用大型引戸を・・古い塀に馴染ませる形で、新設予定。

見た目はフラットに板が張られている外壁も、板を剥がしてみると・・時代毎に増築を繰り返してきた様々な痕跡が見てとれます。

古い時代に建てられた蔵の部分は・・足元は石が積まれ、壁は竹と土で作られた木舞の壁・・

床を落とし、天井も剥がし・・解体前にはよく分からなかった部分がいろいろと鮮明に見えてきます。正面奥の天井が低くなった部分は・・増築で付け加えられた2階建て。

今回のリフォームのメインとなる、古い丸太で屋根が組まれたこのスペースは・・かなり昔に、左手に見える母屋へ増築・・その際、母屋の屋根(庇部分)を切り落として、母屋と一体化した様です。解体前は圧迫感があり暗かったスペースも・・必要なものだけに削ぎ落としていくと気持ちの良い開放的な空間に生まれ変わりそうです。

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