深澤直人

デザインの輪郭

「デザインの輪郭」深澤直人著 TOTO出版(2005) を読んだ。
1956年生れのプロダクトデザイナー、誰もが眼にした事がある 携帯電話「INFOBAR」や無印良品「壁掛けCDプレーヤー」などをデザインした人、「±0」のデザイナーでもあり、良品計画のアドバイザーなどもされています。
好きな建築家を聞かれても困るが、好きなデザイナーはと聞かれたらその名前を答える一人です。そして更に「作品そのものより、その考え方が好き」とつけ加えて・・ その考え方とは、簡単に言うと (本当に簡単で申し訳ありません・・ご興味のある方はぜひぜひお読み下さい!! ) ・・ 「無意識/無自覚/日常/共感/ふつう」といったキーワードを基に・・ 俳句のようなデザイン or とことんこだわったおいしい御飯のようなデザイン・・といった感じでしょうか。

倉敷ガラス

倉敷ガラス

昨日は倉敷ガラスの小谷真三先生の岡山県文化賞の受賞を祝うパーティーに参加させて頂きました。たくさんの人が集まり・・盛大な会でした。
小谷先生が謝辞の中でお話された、先生が若い頃に倉敷民芸館の外村館長に教えて頂き、作品をつくる上で大事にされている言葉「健康で無駄がなく真面目」は心に残る言葉でした。
「健康で無駄がなく真面目」とは当たり前の事ばかりですが、当たり前が当たり前でなくなってきている事柄が多い昨今の世の中では当たり前である事はとても難しく、それ故にとても大切な事だと思います。

建築をしながらいつも考える事は、自我の押しつけの様な、建築家の自己満足の様なものはつくらないでおこうと、「健康で無駄がなく真面目な建築」・・そんな風につくれたらとても素晴らしいと思います。