昨年のオープンハウスで「酒津の家」を大変気に入ってくださり・・その後良い敷地も見つかり、プレゼンをさせて頂いていた”玉島の家”・・2020年夏の竣工を目指して、本格的に設計スタート!!!
(上写真)陽当りが良く、気持ちの良い敷地。クラッシックな日本家屋がまだまだ周辺には多く残るエリア。既存の石垣がgoodです。
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大きな洗面台だけど・・築20年近くで、色々と古い感も出てきて・・そろそろという感じで、洗面室&浴室をリフォーム・・
容量の大きな、天井いっぱいまでのウォールナット突板の壁面収納棚と、奥行きのあるクォーツストーンの洗面カウンター・・正面には間接照明のついた鏡面収納棚。
壁には縦長のデザインタイル。床は大理石調のサーモタイル(冬でも冷たくならない)・・丸い洗面ボウルと立水栓はCERAのスタルクデザイン。
一番の難点は、浴槽縁が大きくて(高くて)・・跨ぐのが危なかった!!。窓の位置と大きさも、どうも落ち着かない感じ・・何枚かのタイルは劣化で、割れたりもしていて・・
跨ぎやすい浴槽縁に変更・・人造大理石の浴槽は、”鋳物ホーロー”に変更・・浴槽廻りとカウンターには”十和田石”・・洗面と揃えた”縦長デザインタイル”・・壁面を照らす間接照明。
「ユニットバスで簡単にリフォーム」してしまうという方法もあるのですが・・しかしやはり、石やタイルや鋳物といった存在感のある素材で造られた”在来浴室”の方が・・・goodです。
オープンハウス終了後、残工事を行ないながら・・竣工写真を撮影。週末にはいよいよ引渡し&引越し・・無事この日を迎えられる事に、みなさまに感謝感謝。(上写真)南西側より夕景の外観を見る。
秋雨前線が停滞していたので、天気の悪い日が多く・・撮影には苦労しましたが、昨日夕景も撮り終え・・ひと安心。
(上写真)南庭より夕景のテラスを見る。相変わらずの・・「Photographed by トリムデザイン」ですが。
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9/8(土)、9/9(日)のオープンハウスが終了・・・雨、雨、雨の週末でした。そんな雨の中、御足労を頂いた方々に感謝。この様な機会を設ける事に・・協力を頂いたお施主様に本当に感謝、感謝です。自分たちの経験からも、雨天の中での見学は煩わしく、楽しみ面白さが半減する事が多いので、心配・・・しかしながら、”雨にもかかわらず、居心地良好”との声を複数頂き・・少し安心。
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工事が佳境に入りました。外壁や内壁、家具や設備機器・・これまで図面や文面で決定していた事物が、現場で次々とリアルに”仕上って”きます・・楽しくもあり、緊張もする・・瞬間。(上写真)建物のファサード。”やや押えながら、引き摺るような”左官仕上げの壁面に、ライトグレーの煉瓦タイルを埋込み。
ポーチの床は黒色の煉瓦タイル・・網代(あじろ)張り。ピーラー材の玄関戸は”小間返しの格子”。巾木も同じく黒色の煉瓦タイル。斜め張りのタイルが、巾木に当たる前に・・”縁を2重に廻して”ワンクッションとっているのが・・少しこだわりのデザイン。
地面に高低差のある溝を掘り・・パイプを埋設。パイプの下には“真備町の竹炭”・・竹炭には土壌の改良や浄化の効果があるそうです。大雨の被害のあった真備町は”美味な筍”の産地・・アクの少ない柔らかな“まびのたけのこ”・・その”間伐竹材”を有効利用。(真備町 ガンバレ!! )
パイプの上には”細かな枝”を敷き詰めて・・屋根には“樋が無い”ので、屋根から落ちる雨を“地中浸透”させる為の作業・・
庭木の多い建物では・・樋に葉っぱが溜まって、困る事が多い。樋掃除が大変なので・・出来る事ならば、“樋は無し”とする事が多い・・空から降った雨を”下水管に”ではなく、地中浸透・・無理のない感じがgoodです。
庭には灌水チューブを敷設。チューブに空いた”小さな穴”から、プログラムで制御された水が滴る・・これで”水遣りの心配と作業”を軽減。
リビングより、テラス越しの庭を見る。テラスの奥行きは2.5m。軒の出は3.0m。リビングとテラスの床には、同種のタイルを用いる事で、内外の一体感をつくり出します。テラス床はリビングより100mm下がり。”ほぼ平屋な雰囲気”で住まう感じのリビング・・敷地には余裕があり、周辺環境にも恵まれた計画・・庭と建物(屋外と屋内)の一体感には・・気を配りました。
庭よりテラスを見る。庭を手掛けて頂いたのは「UZU DESIGN」さん、暑い中の作業、ご苦労様でした・・。お庭の様子は・・またの機会にご紹介させて頂きますが・・ジュウガツザクラやアカシデ、ヒトツバタゴやジューンベリーなどなどを植えて、旧宅から移設した庭石なども配して・・すぐ側にある酒津公園の緑地の一部であるかの様な庭が・・出来そうです。楽しみ楽しみ。
工事を8月いっぱいに終えて、9月の始めに・・お披露目が出来る期間を設ける事が出来れば、良いのですが。
現場のすぐ側にある「酒津公園の樋門」・・
倉敷市ではお馴染みの「夏の風景」。配水池を経由した高梁川の分水の流れは・・子供達にとって格好の遊び場。自然の”流れるプール”状態。何度も何度も、下流に流れては上流に戻って・・繰り返し繰り返し、遊ぶ子供達の様子は・・まるで昭和な感じで・・goodです。15の樋門が並んだ姿は圧巻・・1924(大正13)年に完成した樋門は、現存する水門としては国内最大級で、平成28年には“国の重要文化財”に指定されました。桜の名所として春も美しい酒津公園・・夏の風景も・・goodでした。
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“酒津の家”は大工工事が終わり・・内外装の”仕上工事”へと入りました。内部の壁仕上げは、主だったところは”珪藻土系の左官塗り材”。明るめのライトグレー色としました。床/天井のウォールナット系木材が木材仕上としては、やや濃い目なので・・壁は明る目に。
リビングより玄関部を見る。正方形の大きな”摺りガラス窓”を設け・・明るい玄関としました。
外壁仕上げは”左官塗り”。一部タイル張り。タイルとタイルの間となる”目地部分”を目地材とせずに・・壁仕上材としているので(壁に”タイルを張る”のではなく、”タイルが壁に塗り込められている”・・感じに見せたかったので)、タイル1枚1枚をマスキングした状態でのコテ仕事となっています。手間が掛かりますが・・よろしくお願いします、職人さん。
リビングとテラスの間の”掃き出し窓”の足下を見る。テラスは1FL-100。リビングの床/巾木はサーモタイル張り。敷居は山西黒石、敷居レールは真鍮埋込み。テラス床も室内と同シリーズのタイル張り。
キッチンよりリビングを見る、右手が玄関。リビングの向こうには・・南庭に面した広いテラス。リビングの天井は梁露し&板張り。手前に置かれているのは、これから据え置き予定の・・鋳物琺瑯製の浴槽。
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先週、無事に「棟上げ」が完了した酒津の家。
この日は棟梁をはじめ、大工さんが10人以上・・関係業者の人や、工務店さんのスタッフさんも合わせると・・現場はとても賑やかとなる1日。
「棟上げ」の日は、大勢の大工さんで・・1階の柱を立てて、梁を架け。さらに2階の柱を立てて、梁を架け・・建物の骨格を1日で組み上げてしまいます。梁は松材。柱は桧材。
梁を組み上げた後は、垂木を架けていきます。垂木はやや大き目のもので45mm×120mmの松材を使用。1階部分の屋根が大きい家。
垂木工事の後は、杉野地板を張っていきます。
杉野地板は、木目のキレイな化粧材を使用。
大きな屋根に覆われ、南庭に面したテラス部を見る、右手がリビング。大きな窓を介して・・リビングと一体の床仕上材(タイル張)でテラスも仕上げます。
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