先週末、1年検査でお伺いした・・”福島の家“。竣工は昨年の2月。前庭のあるアプローチを見る、左手がポーチ。照明で明るくなっている部分が玄関。右手に見える、グレーで染色された板張りの塀は・・リビング前の庭を囲っています。1年検査は問題なく終了・・楽しく暮らされている様子で、ひと安心。
「酒津の家」- 木材
木材の加工場・・リビング内からテラスまで架かる、長さ6mの大きな米松梁をcheck。ここから更に表面をキレイに削る。
同じく米松梁だが、こちらは先程の物よりグレードの高い”ピーラー”と呼ばれる化粧梁・・大きな木材の上部と下部を除いた、中間部の目が詰まった良材を・・リビングと寝室の主要な箇所に用います。まだ加工前の状態で、ここから更に表面を削り・・キレイな化粧材として加工。
120mm角の「桧材の通し柱」をcheck。”通し柱”とは、建物角を固める・・建物土台から2層分の長さで伸びる柱材の事です。
105mm角の「桧材の管柱」をcheck。”管柱”とは、梁や土台などの各水平材間を支えている・・1層分の長さの柱材の事です。揃えられた梁や柱などの木材には・・棟上げの日に向けて、これから加工を行なっていきます。
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「酒津の家」- 配筋
コンクリート基礎の鉄筋・・コンクリートを打設する前に、鉄筋の種類/間隔/直径などをチェック。
岡山県建築住宅センターの検査も受けて・・無事終了。防湿シートの下には水滴がいっぱい。リブのついた異型鉄筋の表面には「SD295A、D10」というJISの規格である、刻印が打たれているのが見えますでしょうか・・SD295Aとは”鉄筋の強度別種類など”を表す記号、D10とは”鉄筋直径”を表す記号。
基礎立ち上がりの鉄筋。少し前までは、木製の立ち上がり型枠もよく見ましたが・・最近は金属製型枠が主流。前後しながら重なっていく鉄筋同士は、ズレない様に”結束線”という細い材でしっかりと繋ぎ止めていきます、繋いだ結束線が型枠に触れない様に”しまう”のがポイント・・次はいよいよコンクリート打設です。
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「酒津の家」- 掘削
掘削工事が始まりました。「建物を支える基礎の形」に地面を掘っていきます・・地面を掘ると”施工済みの杭“が見えてきます。基礎は「ベタ基礎」という底板全面がコンクリートになっている基礎・・地面全体をコンクリートで覆うので、地面からの湿気やシロアリなどの侵入を防ぐ事が出来る・・しっかりとした基礎の形式です。この後は防湿シートを敷いて、捨てコンを打って、鉄筋の配筋工事へと進んでいきます。
現場へは・・倉敷駅前から続く”水路沿いの道”を自転車で10分程なのですが、その道中にある”交番のような町の集会所”・・が興味深い。5本の道路が交わる中心に建っていて・・屋根の形を含め、築年数なりのいろんな良い味が出ているんですが・・もちろん一番興味深いのは「水路の上に建っている」こと・・橋の上に建物が建っているんですよね・・
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「酒津の家」- 杭打ち
昨年より計画を進めていた「酒津の家」が着工。敷地は・・岡山の主要水系である高梁川から繋がる配水池や、大正時代に造られた歴史ある(学会の土木遺産にも指定されている)樋門などもあり、桜の名所でも知られ・・四季を通じて倉敷市民に親しまれている”酒津公園“の近く・・落ち着きのある、とても恵まれた環境の敷地。
昨日より始まった”杭打ち工事”・・「湿式柱状改良工法」と呼ばれる地盤補強工事。すぐ横に設置されている機械で「混合された固化材」を、ドリル先端まで圧送・・ドリルで地面を上下しながら掘り進み、固化材を地面に注入/混合/撹拌・・機械の大きさから比較すると、作業自体は・・とても静かです。
南側の大きなテラススペースも含め・・建物本体を基礎下で、均等にしっかりと支持できる様に・・1.5~2.0m程度の間隔で、杭長4.0~4.5m程度の杭を・・45本施工します。10本/日くらいのペースで進みます。
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「福島の家」- 竣工後
梅雨盛期となる前、先週末・・時間を頂いて竣工写真の補足撮影。”額縁”で切り取られたような・・庭を眺める。(Yさん、お休みのところ、ご協力ありがとうございました。)
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ぐっとずっとの賞・・
「山地の家」-竣工
「山地の家」-オープンハウス〈終了〉
お施主様のご厚意により、ご入居に先立ち 見学会を開催しました
2017年3月25日㊏・26日㊐
摺りガラスのハイサイド窓から、柔らかい光が差し込むダイニングを見る。ダイニングの向こうには、大きなグレーの屋根に覆われた広いテラス。壁は漆喰塗り、床はウォールナット材。
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