開催中・・

飾り付けも終わり・・ 昨日から、「建築家のしごと」展・・始まりました。
場内はこんな感じ。パネル2枚と模型1個が基本・・✕15組。30枚のパネルと15個の模型。会場である建物(山陽新聞本社ビル)もgoodです・・ 上写真の奥にある回廊もgoodです。ぜひ、ご来場下さい。

建築家のしごと@さん太ギャラリー

岡山で活動している15組の建築家による展覧会に参加します。

人々の生活に欠くことのできない物として・・身近な存在でもある「建築」は、家族の生活を支え、街の活動を支え、コミュニティを支える核でもあり、風土・環境・歴史を作り出す存在そのものでもあります・・「建築」の様々な側面や魅力を知ってもらう機会となる事を目的として・・ 写真・図面・模型などにより「建築家のしごと」を紹介させて頂きます。

また、参加建築家が各自で掲げたテーマによるトークイベントも開かれます。「建築家のしごとって?」「建築家の考えていることって?」などなど・・スライドを使って建築家自らお話をさせて頂きます。

建築関係者だけでなく、学生から一般まで全ての人を対象とした展覧会としていますので・・ 皆様、是非ご高覧ください。
トリムデザインの在廊日:2014年12月20日㊏

建築家のしごと
2014年12月16日㊋→21日㊐
10:00~18:00(最終日16:00) 入場無料
さん太ギャラリー【山陽新聞社本社ビル2F】

【イベント】つなぎ場
スライドを使った{楽しい}トークイベント
2014年12月20日㊏14:00~15:30 観覧自由

お城にアートが・・IMAGINEERING /2014

IMAGINEERING

岡山市にある鳥城(うじょう)・・へ初めて行きました。鳥城とは、戦国時代に宇喜多秀家が築いた天守閣のある岡山城の別名・・いま在る天守閣は、戦後RC造にて復元されたものですが・・日本三名園としても有名な「後楽園」と川を挟んで向かい合う位置関係にある・・岡山城の城跡は “鳥城公園” として・・整備。(上写真) 城門を見上げる。

IMAGINEERING
岡山城に来たのは、「IMAGINEERING」の展示を見るため・・
IMAGINEERING
城門の2階が、現代アートの映像インスタレーションの展示会場になっていたり・・
Dauglas Gordonの「Pretty Much Every Film and Video Work From About 1992 Until Now 」
IMAGINEERING
お城の前に・・大きな卓球広場が出来ていたり・・
IMAGINEERING
鏡面仕上げの卓球台・・ これも体験型のアート作品・・ 
Rirkrit Tiravanijaの「Untitled 2012 (who if not we should at least try to imagine the future,again)(remember julius Koller)」
IMAGINEERING
ホワイトBOXのアートパビリオンが・・天守閣や櫓に囲まれた書院跡の公園内に現れていたり・・パビリオンの中では、暗闇に様々な文字が浮かんでは消える・・映像インスタレーション作品が・・
Peter Fischli & David Weissnの「Untitled(Question projection,big)」
IMAGINEERING

2014/12/25まで開催の「IMAGINEERING」は、岡山城だけでなく・・ 岡山市内の様々な場所で展示・・いつもの街が美術館となり、何気ない瞬間にアートと出会う・・・街を元気にする、楽しい企画。

JIAの賞

JIA中国建築大賞

昨日は表彰式。日本建築家協会中国支部が中国5県に建てられた・・優れた建築作品を顕彰。審査委員長である内藤廣さんを含めた、審査委員の方々による現地審査を経て・・「早島の家」に優秀賞を頂きました。これもひとえに、家を大事に・・上手に・・使って下さっている御家族のおかげだと思っていま

吉備路

備中国分寺の菜の花畑
備中国分寺の菜の花畑

連休は大阪でとてもお世話になった方が来岡、吉備路へ・・岡山の名所と言えば後楽園や美観地区が有名ですが、歴史好きな方にお薦めなのが 「吉備路」。
大和と並び栄えた吉備国(現在は岡山県総社市)には、古代の繁栄ぶりを伝える名所がたくさん・・・仁徳、応神、履中に次いで国内4番目の大きさを誇る前方後円墳「造山古墳」を中心とした、たくさんの古墳群。桃太郎伝説のもととなった鬼(百済? 有力地方豪族?)が居た古代山城跡「鬼ノ城」。聖武天皇が鎮護国家の為に建立された「備中国分寺」。県内最古&国宝神社、その大きさと比類なき独特な外観&プランで有名な比翼入母屋造りの「吉備津神社」。・・・のどかな田園風景を眺めながら・・のんびりと古代の栄華へと思いを馳せる「吉備路」。

こうもり塚古墳の 石室
こうもり塚古墳 石室

花崗岩の巨石を用いた横穴式石室の長さは19m程もあり、国内でも5本の指に入る大きさ。

備中国分寺

備中国分寺

先日、岡山県総社市にある「備中国分寺」へ息抜きに出掛けました・・「国分寺」とは天平時代に聖武天皇の発願で鎮護国家を目的に北は仙台から南は鹿児島まで全国に60箇所以上建てられた官寺・・・創建時である天平時代の建物が残っている様なお寺はないと思いますが、その7割以上が、現在も国分寺を名乗っているorもとの国分寺の跡に建っているようです・・

黄色一面に埋め尽くされた菜の花畑越しの備中国分寺の写真は観光ガイド等でよく見掛けますが・・(上写真)は桃畑越しに望む五重塔。
国分寺もまだなく中央政権の力が及ぶ前の時代・・このあたりでも前方後円墳が多数つくられ・・内海に面していただろう(倉敷市や岡山市もまだ海の中だった頃)・・このあたりの地勢を見ていると・・古代において畿内や出雲国と並び有力な地方国家であった吉備国の栄華が偲ばれます

植松奎二 展

先週末は彫刻家/植松奎二さんの展覧会へお邪魔させて頂きました・・

展覧会は個人宅において行われていました・・・個人宅といっても建築家により設計された広く美しい住宅内に・・・居住者所蔵のドローイングから大きな立体まで植松さんの作品数十点が・・・展示された状態はまさに美術館でした (住んでいる家が美術館のようになるとは・・・並べられた植松さんの作品と共に、居住者の美しい暮らし方にも とても感銘いたしました・・)

当日は植松さんも居られ・・植松さんが関西出身であり、植松さんが私達のお世話になった先輩方々ともお知り合いという事もあり・・・色々とお話をして下さいました。

美術館やギャラリーで度々鑑賞させて頂いていた植松さんの作品・・ひと目見れば”植松作品”と分かる、眼に焼き付いて忘れる事のない植松作品のモチ-フ・・・観る者に何かを考えさせずにはおかない観念的でダイナミックな”円錐体”・・・表出する物質性と表出しないが潜んでいる観念の緊張関係・・
(上写真) 居住者の方に頂いた素敵な作品集にサインまで頂きました (ありがとうございます、Iさん 大切にします。)

「みえる存在、構造、関係を みえるようにすること。みえない存在、構造、関係をみえるようにすること。みえる存在、構造、関係を みえなくすること。」
by Keiji Uematsu, 1972

「打放しに戻ってる!!」

倉敷国際ホテル

ここのところずっと外壁の改修工事の為に建物全体を足場で囲われていた・・
建築学会賞も受賞した浦辺鎮太郎により設計された「倉敷国際ホテル」(’63)・・・今日、事務所を出て倉敷駅へ向かう途中、見上げると足場が外されており、改修後の外観を見てビックリ・・・ 「打放しに戻ってる!!」

(上写真左) 改修前の外観。この建物のデザインの大きな特徴であった四層に重なる独特の”浦辺庇(勝手にネーミング)”がもともとコンクリート打放しだったものが、ずっと長い間 白く塗られた状態でした・・どこのコンクリート打放し建築にもありがちな様に「黒く汚れてきたからペンキ塗り」・・・

(上写真右) それが元のデザインを尊重した “打放し”に戻っていました・・・外観/インテリア/細部まで骨太な民芸的な雰囲気を漂わせながらも質の高いデザインと細やかな配慮により現代建築として昇華された作品・・・隣接する「大原美術館分館」(’61)ともに浦辺建築ベスト3(自分の勝手なベスト3です)に入る建築がもとのデザインに”近づいた”のは嬉しい限りです・・・

ホテル建築につきものの 華美さ/きらびやかさ/過剰さがない・・質素/健全/実質的という言葉が相応しい「倉敷国際ホテル」は・・古い街並みと共に “倉敷”という町にとても調和した “倉敷”という町の顔となる・・・建築ではないでしょうか・・

「建築探訪 20」 -Okayama 4

岡山県の牛窓に手塚貴晴+手塚由井さんが設計された住宅を見学させて頂く機会に恵まれました・・・(Nさん、ありがとう。)

(上写真)高さ6m×巾6m×長さ18mの一室空間を、水廻り+収納部である5mキューブで、リビングと寝室に分けただけという・・コアプランのお手本の様な空間(上写真はリビングからコア部を通して奥の寝室を見る)・・・窓は、海を臨む側に遮るものが何もない巾18mの大開口の掃出し窓(上写真では右側)、とその反対側に巾18mのハイサイド窓の2箇所のみ・・
大きな白い空間に大きな窓という組み合わせだけによる空間は・・美術館の展示スペースのような・・一般的な住宅では感じられない”スケール”

手塚さんの建築ではこの「スケール」が非常に重要なキーワード・・空間/形態に表層的な操作を加える事よりも、”構造の工夫”による「大きなスケールがもたらす空間」に可能性を見い出そうとされている・・ (建築のつくりは一見簡単ですが、見えない構造的な部分ではかなり頑張ってます・・)

外壁は全面焼き杉板貼り。 当日は手塚さんも来られていました

日常の生活の中にある楽しさ/豊かさという・・時代が変わろうとも変わる事のない本質・・を抽出する為の「大きなスケールの獲得」・・その先に見える新しい建築の普遍性。「大きなスケールの獲得」の為に用いられる、眼にはみえないが壁/屋根の中で建物を支えている・・アクロバティック&ハイコストな過剰ともいえる構造体は、一般住宅では有り得ない様なものなのですが・・
過剰な構造体へ偏重した建築とは、はたして普遍性をもちえる事が出来るのだろうか・・・そもそもモダニズム以降において・・建築家が産み出す”建築”において普遍性/一般性を求めようとしてきた事自体にも・・建築家の矛盾があるのではないかとも思えますが・・

「建築が何であるか」という建築の初源的な存在意味を、”居心地の良さ”や”わかりやすさ”という日常的/一般的な視点から探求しようとする・・手塚さんの建築。