天神山文化プラザの・・下見。

今年8月3日~7日の間に、”岡山市の天神山文化プラザ” で開かれる「建築家のしごと展3」の打合せで・・「しごと展」の委員長である平野建築設計室の平野毅さんと・・”天神山文化プラザ” を伺う。
昨年同様・・建築探訪担当はt/rim design。言うまでもなく・・”天神山文化プラザ”は、日本近代建築の巨匠”前川國男”の設計による、近代建築の秀作。 

非常に丁寧な対応で、時間をたくさん掛けて・・天神山文化プラザのスタッフの方が、普段では見られない箇所まで色々と・・案内して下さり。貴重な話も色々と伺う事が出来・・ただただ楽しかったです。
(上写真)オリジナルの色使いが残っていると思われる、屋上出口を見る。前川國男の師匠であるル・コルビュジエの色彩感覚を感じます・・

建物外部から内部、さらに屋上まで・・前川建築を堪能堪能。この経験を活かして、8月の”建築探訪”が・・より有意義なものとなる様に・・探訪プランをこれから熟考。&前川建築についても・・もっと勉強をしなければ。

大原美術館 分館

大原美術館分館mt

神奈川から来た美大生の甥っ子と「OHARAグランプリ」と「VOCA大原美術館賞の10年」を開催中の大原美術館へ・・建築家/浦辺鎮太郎の設計による大原美術館分館のコンクリート打放し仕上げの庇が、カラフルなマスキングテープでラッピング!!  普段とは全く違う様子!!  これは3/29から始まる、岡山県観光キャンペーンの一環・・「mt × 大原美術館」によるもの・・その他にも美術館の様々なところがラッピング!!

まちにアートが・・IMAGINEERING /2014

IMAGINEERING

今日は岡山市内を夕方まで・・ぶらぶら。
中国/四国地方最大の都市型ショッピングモールとして、今月OPENしたイオン岡山(さらにクリスマスイブ)で・・賑わう岡山駅前とは別世界の静けさ・・ いよいよ明日までとなった「IMAGINEERING」のまだ見ていなかった展示場所を巡る。

IMAGINEERING
柳川ロータリービルの1Fに展示されている・・ Mircea Cantorの「Idecided not to save the world」
IMAGINEERING
後楽館天神校舎に展示されている・・ Saimon Fujiwaraの「Rebekkan,(An Education)」
IMAGINEERING
岡山県立美術館の外壁に書かれたメッセージ・・ Liam Gillickの「the anyspace whatever」

街に・・突然やってきた見慣れない不思議な外国の現代アートが・・見慣れた風景に、楽しい違和感をつくり出した、約2ヶ月でした。

開催中・・

飾り付けも終わり・・ 昨日から、「建築家のしごと」展・・始まりました。
場内はこんな感じ。パネル2枚と模型1個が基本・・✕15組。30枚のパネルと15個の模型。会場である建物(山陽新聞本社ビル)もgoodです・・ 上写真の奥にある回廊もgoodです。ぜひ、ご来場下さい。

建築家のしごと@さん太ギャラリー

岡山で活動している15組の建築家による展覧会に参加します。

人々の生活に欠くことのできない物として・・身近な存在でもある「建築」は、家族の生活を支え、街の活動を支え、コミュニティを支える核でもあり、風土・環境・歴史を作り出す存在そのものでもあります・・「建築」の様々な側面や魅力を知ってもらう機会となる事を目的として・・ 写真・図面・模型などにより「建築家のしごと」を紹介させて頂きます。

また、参加建築家が各自で掲げたテーマによるトークイベントも開かれます。「建築家のしごとって?」「建築家の考えていることって?」などなど・・スライドを使って建築家自らお話をさせて頂きます。

建築関係者だけでなく、学生から一般まで全ての人を対象とした展覧会としていますので・・ 皆様、是非ご高覧ください。
トリムデザインの在廊日:2014年12月20日㊏

建築家のしごと
2014年12月16日㊋→21日㊐
10:00~18:00(最終日16:00) 入場無料
さん太ギャラリー【山陽新聞社本社ビル2F】

【イベント】つなぎ場
スライドを使った{楽しい}トークイベント
2014年12月20日㊏14:00~15:30 観覧自由

お城にアートが・・IMAGINEERING /2014

IMAGINEERING

岡山市にある鳥城(うじょう)・・へ初めて行きました。鳥城とは、戦国時代に宇喜多秀家が築いた天守閣のある岡山城の別名・・いま在る天守閣は、戦後RC造にて復元されたものですが・・日本三名園としても有名な「後楽園」と川を挟んで向かい合う位置関係にある・・岡山城の城跡は “鳥城公園” として・・整備。(上写真) 城門を見上げる。

IMAGINEERING
岡山城に来たのは、「IMAGINEERING」の展示を見るため・・
IMAGINEERING
城門の2階が、現代アートの映像インスタレーションの展示会場になっていたり・・
Dauglas Gordonの「Pretty Much Every Film and Video Work From About 1992 Until Now 」
IMAGINEERING
お城の前に・・大きな卓球広場が出来ていたり・・
IMAGINEERING
鏡面仕上げの卓球台・・ これも体験型のアート作品・・ 
Rirkrit Tiravanijaの「Untitled 2012 (who if not we should at least try to imagine the future,again)(remember julius Koller)」
IMAGINEERING
ホワイトBOXのアートパビリオンが・・天守閣や櫓に囲まれた書院跡の公園内に現れていたり・・パビリオンの中では、暗闇に様々な文字が浮かんでは消える・・映像インスタレーション作品が・・
Peter Fischli & David Weissnの「Untitled(Question projection,big)」
IMAGINEERING

2014/12/25まで開催の「IMAGINEERING」は、岡山城だけでなく・・ 岡山市内の様々な場所で展示・・いつもの街が美術館となり、何気ない瞬間にアートと出会う・・・街を元気にする、楽しい企画。

JIAの賞

JIA中国建築大賞

昨日は表彰式。日本建築家協会中国支部が中国5県に建てられた・・優れた建築作品を顕彰。審査委員長である内藤廣さんを含めた、審査委員の方々による現地審査を経て・・「早島の家」に優秀賞を頂きました。これもひとえに、家を大事に・・上手に・・使って下さっている御家族のおかげだと思っていま

吉備路

備中国分寺の菜の花畑
備中国分寺の菜の花畑

連休は大阪でとてもお世話になった方が来岡、吉備路へ・・岡山の名所と言えば後楽園や美観地区が有名ですが、歴史好きな方にお薦めなのが 「吉備路」。
大和と並び栄えた吉備国(現在は岡山県総社市)には、古代の繁栄ぶりを伝える名所がたくさん・・・仁徳、応神、履中に次いで国内4番目の大きさを誇る前方後円墳「造山古墳」を中心とした、たくさんの古墳群。桃太郎伝説のもととなった鬼(百済? 有力地方豪族?)が居た古代山城跡「鬼ノ城」。聖武天皇が鎮護国家の為に建立された「備中国分寺」。県内最古&国宝神社、その大きさと比類なき独特な外観&プランで有名な比翼入母屋造りの「吉備津神社」。・・・のどかな田園風景を眺めながら・・のんびりと古代の栄華へと思いを馳せる「吉備路」。

こうもり塚古墳の 石室
こうもり塚古墳 石室

花崗岩の巨石を用いた横穴式石室の長さは19m程もあり、国内でも5本の指に入る大きさ。

備中国分寺

備中国分寺

先日、岡山県総社市にある「備中国分寺」へ息抜きに出掛けました・・「国分寺」とは天平時代に聖武天皇の発願で鎮護国家を目的に北は仙台から南は鹿児島まで全国に60箇所以上建てられた官寺・・・創建時である天平時代の建物が残っている様なお寺はないと思いますが、その7割以上が、現在も国分寺を名乗っているorもとの国分寺の跡に建っているようです・・

黄色一面に埋め尽くされた菜の花畑越しの備中国分寺の写真は観光ガイド等でよく見掛けますが・・(上写真)は桃畑越しに望む五重塔。
国分寺もまだなく中央政権の力が及ぶ前の時代・・このあたりでも前方後円墳が多数つくられ・・内海に面していただろう(倉敷市や岡山市もまだ海の中だった頃)・・このあたりの地勢を見ていると・・古代において畿内や出雲国と並び有力な地方国家であった吉備国の栄華が偲ばれます