「福田の家」- 下屋根工事

備前市でのリフォーム工事・・築20年ほどの本体に下屋根を付け加えるカタチでの増築。下屋根をかけた部分は、テラスの様な半屋外的な場所になります。
リビングから下屋根のかかったテラス部分を見る。室内床からテラス床は10cmしか下がっていないので、室内と一体感のあるスペースとなる様に考えています。テラス床の仕上げは “豆砂利洗い出し” 仕上げの予定です

この日は、現場からすぐの町の広場で・・「獅子」と「頭に鶏が乗っている天狗」の舞いが披露されていたので、見学。分かりやすい台詞と大きな動きで・・子供達の笑いも取りながらの舞いでした。小さな町の・・平日の・・何気ない町角(どっちかと言うと路地にある広場のようなひっそりした場所で)・・行われていた伝統的な行事・・いきなり出会うと、ちょっとシュールな感すら在る様な、懐かしい様な風景。

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「福田の家」- 下地工事

リフォーム工事は順調に進んで・・なんとなく新しい空間の様子が見えてきました。(上写真 左) リビングダイニングから南側テラスの方向を見る。新しいテラスに屋根が掛かると、さらに空間の様子がよく分かるんだけど・・もう少し先です。(上写真 右) 新しく設けた壁には筋交い補強を入れて・・強度をUP。

ユティリティーを見る。図面で見てたよりも広々だと思います。右手に洗濯機、掃除流し、家事机などをまとめて配置、左手は室内干しコーナー。(上写真 右) 築20年の建物、内装をめくると断熱のあまい所もあり・・ 断熱も補強補強。

「福田の家」- 解体工事

先行工事を終えて・・いよいよ本格的にリフォーム工事です。(上写真)内装を全て撤去・・奥には床の間の塗り壁が残っています。左手の南庭に面して縁側。その縁側に面して和室がL字型に3間・・基本的には、ひと繋がりのLDKにリフォームです。

(左) 南に面した縁側の外観を見る。アルミサッシは木製建具に変えて・・屋根を伸ばして、新らしくなったLDKの南側には・・広いテラスを設けます。(右) 解体された浴室のコンクリート腰壁部を見る。浴室は湿気の多いところなので気になっていたのですが・・状態は良好

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「福田の家」- 先行工事

「福田の家」は、住みながらのリフォーム中です・・1階部分の工事を2期に分け・・ 先行工事としてダイニングキッチンだった部屋を、水廻り(浴室/洗面脱衣/トイレ)にリフォームする工事が・・先に完成しました。とりあえずは、この水廻り + 仮LDK(最終的には寝室)で暮らして頂いて・・ 後工事で新LDKを作っていきます。

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「福田の家」- 壁下地工事

リフォーム工事、壁の下地が出来てきました・・浴室/洗面/トイレなどの水廻り部分だけを、先に完成させ(キッチンは仮設で対応)・・最低限生活に困らない状態を保ってから、全体の工事に掛かります。(上左写真)巾が広い廊下を見る。正面に勝手口、右手に浴室/洗面とトイレ。(上右写真)洗面を見る。窓は既存のままで利用。もともとダイニングとして慣れ親しんでいた部屋が(窓だけを残して)・・全く違う部屋に変わるのは、なにか不思議な感じ。

新しい壁には筋交いを補強。(上右写真)既存建物の外壁は土壁だけだったので、今回のリフォーム工事で外壁に面する部分には断熱材を補強

「福田の家」- 基礎土台工事

岡山の西、備前市でのリフォーム工事。延床60坪ほどの2階建て・・1階部分(40坪ほど)は全面的にほぼ改修・・ 住みながらの工事なので、部分的に少しずつ工事を進めています。
(上写真左) まず最初に、ダイニングキッチンだった部屋を、浴室/洗面/トイレに改修します・・内装を全て落として・・部分的にコンクリート基礎と土台を新設。
(上写真右) 内装材を撤去して、露わしとなった建物の構造材をCheck。築20年・・傷みもなく良好だったので、ひと安心。

「建築探訪 55」-Kumamoto 3

熊本県立美術館分館

「熊本県立美術館 分館」(1992) を探訪。
スペイン人の建築家、J=A.M.ラペーニャ&エリアス・トーレスによる設計。もともとは渡り廊下で繋がれた図書館とその別館・・そのふたつの建物の鉄筋コンクリート躯体を残し、鉄骨造で増築付加したという・・ 設計も施工も大変そうな計画。
(上写真) 前面道路、南西側から見る。道路を挟んだ西側には熊本城。

熊本県立美術館分館

形態にしても配置にしても、街並みとは少し距離を取り・・ ポツンと建っている様な感じだが・・歴史ある熊本城の迫力ある美しい石垣を前にしても・・ バロセロナの建築家による現代建築なのに・・ 不思議と馴染んでいる感じ。周辺の日本人の手による建築よりぜんぜん馴染んでる・・ 建築が優れたものであれば、国境も時代も関係なく、呼応できるものなんだなぁという事を改めて思いました。
(上写真) 前面道路、北西側から見る。道路側に大きく張り出した庇部は4階喫茶室

熊本県立美術館分館

主な外装の仕上げは石と銅板・・ともに経年して、風化していく材料を選択する事で、対面する熊本城との建築的関係に配慮をした結果となっている様な気がします。
(上写真左) 外壁は熊本県産の合津石。ちょっとざらっとした感じは砂岩かな

熊本県立美術館分館

内装は徹底してナラ練付板で仕上げられています。改築前の図書館はどこでも見かける様な公民館風の役所建築スタイルだったそうです・・ もともとの姿が想像できないまでに内外共に一新・・ 新築よりもはるかに手が掛かったであろうと思われる・・ 図書館から美術館への見事なリノベーションでした。
(上写真左) 4層吹抜けの巨大な縦空間、エントランスホールを2階より見る
(上写真右) 熊本城を望む大きなパノラマ窓がある4階喫茶室で昼食

プチリフォーム2 -打合スペース

一級建築士事務所トリムデザインの打合せスペース

打合せコーナーをプチリフォーム。
書庫に引き続き少しづつ事務所を改修中・・・バックスペースを遮っていたカーテンを壁に改修。色はコルビュジェ的グレー。
壁にはもう廃盤になってしまった機種ですが・・秀逸なデザインオーディオ機器で知られるデンマークのバング&オルフセンの「センチュリー」に合わせた棚スペースだけを設けました。壁はPBt=12.5下地の上、EP塗装仕上げ。
改修を機に、いらないカタログ等も捨て、お掃除もして・・何となく今年も終わって行きます・・・ゆっくり休みを取る暇もない、大変忙しい1年となりましたが、仕事が忙しい事はありがたい限りなので・・・皆様に感謝感謝。

プチリフォーム -書庫

事務所を始めて5年が過ぎ・・・事務所内に溢れてしまっていた建築本/建材カタログ/建築模型などなどを収納する為・・・3帖程の書庫スペースをつくるプチリフォームを行いました。ラワン合板と棚柱金物によるローコストなつくりですが収納量はタップリ・・・大工さんアリガトウ。

プチプレゼン

トリムデザイン設計子供部屋のリフォーム

昨日はプチプレゼン・・子供部屋1室を2室に分ける計画。

子供部屋が「独立した個室」である事が必要な時期は以外と限られた期間です・・お子さんがまだ小さい頃に新築される場合は当分は必要なく・・広い1室の方が良いと思います・・子供さんが大学生になって家を出てしまった際にも、「独立した個室」がいくつかあるよりも・・広い1室がある方が家としてはいろいろと便利だと思います。

高校2年生と中学2年生の姉妹で使っていた1室(上写真左)を(上写真右)のように2室に分ける計画ですが・・壁をつくって分けてしまうのではなく、建具で分けます・・建具であれば工事も簡単(安価)だし、将来外して1室に戻しても良いし、普段は開けておいて必要な時だけ閉じれば良いし・・

いかにも建具ではオモシロクないので・・壁のように大きな(W2600×H2400)・・一見すると何処が開くのか分からないような(両袖引きです)・・建具らしくない建具を薄いグレー3色で仕上げます・・