「建築探訪 132」-Fukuoka

福岡市美術館

「福岡市美術館 (’79)」を探訪・・設計は前川國男。32m角×高さ12mの”タイル張りの四角いヴォリューム” の展示棟を見上げる・・上部から斜め張り、縦張り、横張り・・全体の構成としては、この “タイル張りの四角いヴォリューム” が4つ、L型に雁行しながら配置・・その間を大きなエスプラナードやエントランスロビーで、繋ぐカタチ。”タイル張りの四角いヴォリューム” には、寄棟屋根が乗っていますが・・地上からは見えません。

福岡市美術館
北側のエスプラナード(散策路)より見る。福岡市民の憩いの場である、大濠公園の美しい環境を眺めながら、大きくゆったりした階段で・・大きな屋外彫刻作品に出会ったりしながらブラブラ・・2階エントランスロビーへ
福岡市美術館
南側のエントランスを見る。こちらから建物にアプローチする人は、2層分の建物を見ながら・・1階エントランスロビーへ
福岡市美術館
北側のエスプラナード部の2階より、中庭の大きな開口を見る。中庭の向こうにはエントランスロビーの吹抜けが見えます、その向こうに南側エントランス・・ヴォールト(蒲鉾型アーチ)状の屋根天井は、コンクリート打放しの “斫(はつ)り” 仕上げ
福岡市美術館打ち込みタイル
(左) コンクリートヴォールトの天井で抑えられた、落ち着きのある2階エントランスロビーを見る。(右)外壁の詳細を見る

前川國男こだわりの「打込みタイル」・・これは「釉薬」のかかった「磁器質」で「PC版」・・「前川國男の打込みタイル」は年代を経てバージョンアップ・・。