「建築探訪 167」-Tochigi 2

宝積寺駅

宇都宮駅から2つ「宝積寺駅」で降りる・・見たこともないアグレッシブな天井のデザイン・・構造用ラワン合板と木毛セメント板という、駅舎とは思えない即物的なマテリアルの選択もgood・・・さすがの隈研吾さん設計による、2008年の建築。

宝積寺駅

町の東西も繋いでいる・・線路上に架かる自由通路を見る。左手中央部に改札口。構造用ラワン合板による天井デザインの・・連続が気持ちいい。

宝積寺駅

通路から階段へと・・止まる事なく増殖してゆく、天井のダイアゴナルデザイン。構造用ラワン合板ユニットの隙間には、設備機器を配置。

宝積寺駅

12mm構造用ラワン合板によるデザイン・・変形した蓋のない菱形の箱を・・ひたすらに貼り付け続けるという・・ルールとしてはシンプルな考え方で、マテリアルも素朴なもの・・だけど、さすがにgoodな感じ、ですよね。

宝積寺駅とちょっ蔵広場

天井のダイアゴナルなデザインは・・駅を降りたところにある、同じく隈研吾さん設計の建物とも・・呼応連続していきます。

「建築探訪 37」-Osaka/梅田再開発

JR大阪駅

先週は大阪に帰省&お墓参りへ行っておりました。
(上写真) 宿泊した駅前のホテルからJR大阪駅を見下ろす。
再開発がどんどん進み、何もなかった駅上に大きな屋根と高層ビルが・・・
左下に見える関西名モダニズム建築のひとつ吉田鉄郎設計による「大阪中央郵便局(1939)」も駅前再開発の影響で周囲を工事塀で囲われ、取壊して高層ビルに建て替える準備でしょうか・・・フェスティバルホールの入っていた中之島の「新朝日ビル」もすでに取り壊され、高層ビルへの建て替え工事が始まっていました・・

梅田

(左写真) 阪急百貨店も高層ビルに変わってしまい・・梅田の顔である阪急のビルが・・このデザインでどうなんだろうか ???
ここ数年で大阪の顔である中之島や梅田の様子が大きく変わり・・だんだんと見慣れない姿に変わっていくのはやはり少し寂しい感じ・・

(右写真) 大阪で勤めていた時には、いつもこのビルの足下を自転車で通っていた「富国生命ビル」も建替え・・・基本デザインは「フランス国立図書館」の設計で有名なフランス人建築家ドミニク・ペロー・・・さすがに一味は違うが、やはり本国で設計する建物のようなレベルにまでは遠く及ばないのは仕方ないか・・・力強く根を張った樹木の姿から着想、建物壁面は周囲を映す鏡面の「樹皮」・・・だそうだ。
2008年に竣工した・・やはり有名外国人建築家を基本デザイナーに採用した梅田の「ブリーゼタワー」も同様ですが・・・様々な物事がグローバル化している時代においても、建築の出来映えという点では・・やはりヨーロッパの建築家にとって・・・日本は遠すぎるのではないでしょうか。

大阪の皆様、いろいろと有難うございました。

「建築探訪 27」 -Kochi 2

JR高知駅

最近 仕事で訪れるJR高知駅・・・内藤廣さんの手によりリニューアル。
(上写真) プラットフォームに降りると、鋼材と木材によるハイブリットの大きなトラスアーチ梁に包まれた空間に迎えられます・・頂部には内藤建築らしいトップライトが設けられています・・照明器具や待合室まで全体がデザインされていてGOODです。

JR高知駅
2階フォームから1階まで降りてくるトラスアーチ梁に囲まれたダイナミックな空間
JR高知駅
降りてくる屋根を受けている・・杉板型枠によるコンクリート打放しの “庇柱” の存在感/素材感が効いています
JR高知駅
大きな金属葺きのアーチ屋根がプラットフォームを覆う外観

高知といえば内藤廣さんの代表作と言ってよい「牧野富太郎記念館」が在ります・・・電車で高知へ訪れ、まずは駅舎を楽しんでから牧野へ。