「くらしき近代建築めぐり」

現在、倉敷美観地区で開催されているイベント「くらしきアーキツーリズム 2023」を紹介するテレビ番組・・「くらしき近代建築めぐり」が来週放送されます。アナウンサーさんと共に、地元の建築士として美観地区内にある近代建築を探訪・・

薬師寺主計設計の近代建築である「大原美術館 本館(1930)」「有隣荘(1928)」「児島虎次郎記念館(1922)」「エル・グレコ(1926)」・・

浦辺鎮太郎設計の近代建築である「倉敷公民館(1969)」「倉敷アイビースクエア(1974)」を ・・探訪。

テレビせとうち 11月23日 17:00〜17:30。(または BSテレ東 11月23日 7:12〜7:41)
期間限定でYouTubeで公開中

「 住宅建築 」 掲載

トリムデザインにて設計/監理をした「酒津の家」が・・いま発売中の「住宅建築 2022年12月号」に掲載 (P103〜111 ) されています。書店に行かれた際には、是非ご覧になってみて下さい。

撮影が行なわれたのは・・7月の中頃の暑い時期でしたが、天候には恵まれました。

撮影前の数日間は、植栽の剪定をしたり、窓掃除をしたり、室内を整えたり・・色々と準備がありましたが、良い感じの掲載に仕上がり・・お施主様に感謝感謝であります。

「酒津の家」-撮影日和

出版社の編集者さんは東京から、建築の写真家さんは大阪から・・ご苦労様でした。

2018年の夏に竣工してから、ほぼ4年が経ち・・・木々が生い茂ってきて、いい感じになってきた「酒津の家」。昨日は建築誌出版社の取材撮影。天気予報ではあまり良くない空模様との事でしたが・・いい感じに陽が差してくれました。

窓は閉じていますが、(設計の工夫で) 窓が無いように見えるリビングの木製大窓。

リビングのソファに座って、南庭の景色を望むと・・まるで林の中に居る感じ。撮影日前の掃除や片付けの準備で、今日はあちこち筋肉痛ですが・・良い写真が撮れるように、できる限りの撮影お手伝い。

大きな軒下。夏は陽が高いので、テラスのほとんどは・・陰に覆われ、涼やかです。竣工した時に比べ、充実したお庭の風景が・・goodです。今回撮影して頂いた写真は・・10月発売の建築誌です。

「酒津の家」-取材撮影

先月の住宅雑誌の取材撮影。素敵な庭のある”酒津の家“なのですが・・庭木が寂しい時期での撮影・・天気も曇天(;_;)。しかしながら、カメラマンや編集者さん等3人で・・わざわざ東京から前泊で取材撮影に来て頂いているので、この日この時間で頑張るしかありません・・

お施主様にも”撮影参加”を了承して頂き、本当に感謝感謝です・・掲載誌の発売が楽しみです。((o(´∀`)o))ワクワク

作品紹介はこちら

山陽新聞に・・

山陽新聞の朝刊に、先週まで「倉敷市立美術館」で行なわれていた建築展・・
「建築家のしごと2」にて行なった、ワークショップの様子が載っています・・2日間のワークショップには、両日ともに定員(30名)一杯まで参加して頂き、本当に有難うございました。近代建築の秀作「旧倉敷市役所(1960)」の “建築としての魅力” を、少しでも知って頂く機会に・・参加/協力して頂いた方々に感謝感謝です。

読売新聞に・・

読売新聞の、今日の朝刊に・・
来週から「倉敷市立美術館」で始まる、私たちも参加している建築展・・「建築家のしごと2」で、行なうワークショップについて取上げて頂きました。(自分達の写真が思っていたより大きくてビックリ!! )  皆さま予約の上、是非ご参加下さい~。

岡山日日新聞

トリムデザインのコラムが掲載された岡山日日新聞
先日、 t/rim designの小コラムが掲載された岡山日日新聞

「住宅は住むための機械である」とはモダニズム建築を完成させた近代建築の巨匠ル・コルビュジェ(1887~1965)が残した、建築史上最も有名なといっても言い過ぎではない、現在活躍する建築家やこれから建築を学ぼうとする若い人達にも今なおその作品と共に強い影響を与え続けるル・コルビュジェの言葉・・この言葉は今から86年前にもなる1923年(大正十二年)に出版された、これからの建築が在るべき姿についてコルビュジェが建築宣言を行った、初期の著書「VERS UNE ARCHITECTURE」の中に記されています。

住むための機械という言葉への解釈は人によって多少の違いはあるのではないかと思いますが、そのシンプルで無機質な「白い四角い箱」のような初期コルビュジェ作品の姿が与える工業製品的なイメージも手伝ってか、「住宅=機械」と表面的な捉え方をされ、コルビュジェが唱えたことは、飛行機や自動車を理想とした工業製品のような住宅をつくる事だと思われている方も少なくありません・・この著書に込められたコルビュジェの真意とは・・・我々の文化や社会というものは変わり続ける事を避けられないものであり・・ 
・人々を包む器である建築もまた社会や生活から生じる新しい要求というものに、機械のように、合理的に正確に経済的に応えていかなければいけない。
・われわれの必要に答えている工業製品の中に見られる、慣習や様式に囚われない「新しい精神」こそが美しい 。  
というような主旨のことが「VERS UNE ARCHITECTURE」の中には書かれていました。
「住宅=豊かに健康に住むための無駄がない道具」
・・社会や人々の暮らしが大きく変わる時、建築もまたその変化にうまく適合していかなければならない・・そういう意味だったのではないかと思います。
私達が勤めていた設計事務所の所長は、フランスでコルビュジェから建築を直接に学ばれた建築家・坂倉準三が設立した設計事務所の出身であったという親近感もあり、コルビュジェの言葉や作品からは多くを今なお学んでいます・・ 建築とは、設計を依頼してくださった人達の言葉、あるいは今の社会や暮らしの中に見つける事が出来る変化、に対し的確に応えられる様なものであるべきだと言う事は・・ 現在でも未来でも同じなのではないかと・・