「MYクリニック」の増築工事が無事終了いたしました!
仮出入口からの不便な通行&工事間仕切壁による狭くなった待合室等・・・いろいろご迷惑をお掛けしましたが・・・待合いスペース&玄関風除室が広くなり、使い易くなったとは思います・・
「MYクリニック」 -仕上工事2
軒裏の下塗りが終わり・・
外部がだいたい出来てきました・・タイル張りの外壁には部分的に縦長型ガラスブロック(巾40×高600×奥行100)が嵌っています(これが結構重たいのでALC壁に設置するのが大変でした・・)
日が暮れてからは、タイル面より少し突出したガラスブロックを室内側から明かりで灯す予定・・どんな感じになるか楽しみです。
(上写真左) タイル職人さんが内部/玄関ホールのタイルを仕上げられています
(上写真中) 左官職人さんが内部壁の下地調整材をコテで塗られています
(上写真右) 待合いスペースの造付け長椅子を設置しました(座面には床暖房パネルを設置しているので電車の椅子みたいに座っていると暖かいです)
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「MYクリニック」 -建具&仕上工事
建具&建具枠も取付けられいよいよ仕上工事です・・
(上写真左/中) もともと外部庇だった部分の下に差し込む様に建てられた増築部・・外部庇の一部はトップライトに変更しました
(上写真右) 内部から見たトップライト・・乳白色の飛散防止用フイルムを貼ることで、日射が直接ではなく柔らかい拡散光として入ってきます
(上写真左) トップライトが出来て・・とても明るくなった増築部室内。内壁のプラスターボードも貼り終わり・・下地処理後に珪藻土系の仕上げ材を塗ります。排煙窓のオペレーターを調節中。
(上写真中/右) 手摺りや傘架けなどはステンレス製フラットバーを用い、オリジナルを制作・・・工事竣工までもう少し、出来上がりが楽しみです。
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「MYクリニック」 -屋根&内外壁工事
(上写真) 屋根工事が完了。屋根は5/100勾配片流れのガリバリウム鋼板タテハゼ葺き、軒樋も同材を加工して作った”箱樋”・・とても綺麗な仕上がりに感心。軒裏の下地工事も終わり、後はケイカル板を張るだけ・・軒の出は1000mm
(上写真左) タイル張りの外壁工事中。タイルは巾40mm×長さ300mmのスレート調のもの・・外観は全体的に暗めのグレーで色彩をまとめているので、あまり重厚なイメージとなり過ぎない様に・・タイルはやや色むらのある縦長型で動きのある感じ
(上写真中) 新しく設けるトップライト部。左側が既存建物、右側が増築部
(上写真右) 内壁のプラスターボードを貼っています・・目地部の処理後、珪藻土系の左官仕上げを行います。縦長のスリット部は巾40mm×長さ600mmの光窓・・外部にはガラスブロック 内部にはアクリルを嵌め込みます・・
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「MYクリニック」 -建方&上棟
建築の良さ/美しさというのは、構造体に拠ってたつ部分が大きく・・
木造は木造らしく/RC造はRC造らしく/鉄骨造は鉄骨らしくなければ・・木造なのに鉄骨造っぽい/鉄骨造なのにRC造っぽい・・自分に嘘を付いている様な存在の在り方というのはよくないと思っています・・
木造やRC造にしても直接に構造体を全て現しているという事ではないのですが、鉄骨造ほどには覆って「隠して」しまう事はありません・・
構造方法というのは様々な建築条件で選択され・・どの構造方法を選ぶにしても建物を支えている構造体の存在感を消してしまわないことは大切・・
建物が完成した時に鉄骨の柱梁はほとんど見えなくなってしまうのですが・・・「鉄骨造の存在感を」はっきりとではなくても、なんとなく感じられるように”出来て”いれば良いなぁと考えています
機能的用途や仕上材を失い構造体のみがあらわとなった遺跡の美しさに感動する様に、工事中の構造体のみの姿にも同じような感動があります・・
(上写真)まだ事務所に勤めていた頃、担当していた物件の現場での写真
仕上げてしまって完成した時よりも、何とも言えない存在感のある工事中の姿
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「MYクリニック」 -着工
「MYクリニック」の工事が先週から始まりました・・RC造3階建ての既存医院に、鉄骨造1階建て部分を増築して待合いスペースを広げる工事
(上写真)基礎部分の配筋検査、基礎の位置/大きさ、鉄筋の種類/径/間隔などが構造設計図と相違がないかCHECK
建築法改正により鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造の建物の確認申請許可には審査時間が今までより長くかかる様になり・・昨年はそれにより着工予定が遅れ事業予定に支障をきたし困る様なケースが多くありテレビのニュースでも取り上げられ話題になっていましたが・・今回の増築工事の許可申請も思ったより時間がかかりました・・
それは既存本体建物が増改築に際しては建築基準法において”既存不適格建築物”となるからなのです・・”既存不適格”と聞くと何か法律的/構造的に違反がある様な建物と一般的には思われるかもしれませんが・・
“既存不適格建築物”とは、建築が完成した当時にはもちろん法や基準に適合していたのですが・・その後に法令等が改正された事により現行の規定に適合しなくなった建物を言います・・そのまま使用するには問題はないのですが、増改築する際には大変ややこしい・・
では増改築に際して何時の時点からが”既存不適格”になるのかと言えば・・建築基準法ではH19年12月以前の建物は”既存不適格”・・つまりほとんどの建物は”既存不適格建築物”になってしまうのです・・
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「MYクリニック」 -Kurashiki
倉敷で計画中の「MYクリニック」。
計画道路・建ペイ率・耐震診断要否などの規制条件が厳しい中の増築計画ですが、気持ちの良い待合いスペースと機能的な風除室を付け加え・・道路側からの視認性もUPする様な素敵な外観となるように考えました。夏前には完成させたいです。
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