MARUNI

MARUNI

昨日はちょっとした受賞式で広島へ・・ 帰りに廿日市まで足を伸ばし、家具メーカー「マルニ木工」を訪ねる・・ もともとからある優れた木工技術を生かしながら、近年は著名なデザイナーを起用した・・ モダンなデザインのシリーズがたくさん発表されています。(上写真) “スーパーノーマル” なデザインで知られる、イギリスのJasper Morrisonによる「Light wood」というシリーズ。

MARUNI
(左) フレームもウェービングシートも赤い「Light wood」・・かわいい
(中) 左はウェービングシートがダークブラウン、右は張座仕様。 (上写真右) 日本を代表するプロダクトデザイナー深澤直人による「Roundish」というシリーズ、写真で見るより実物の方がgoodでした

椅子家具等はやはり実物を「見て/触れて/使って」みないと・・ どうも納得がいかない。ちょっとした 5mm 10mm の違いで、印象や使い心地がガラッと変わるので。 

Fritz Hansen

REPUBLIC OF Fritz Hansen

式の後、ロイヤルホテルの地下1階にある家具ショールームへ・・「REPUBLIC OF Fritz Hansen」。建築家アルネ・ヤコブセンがデザインした数々の名作家具を作っている事で有名な・・ デンマークの家具メーカー “フリッツ・ハンセン”。

(上写真左) 代表作であるヤコブセンが1958年にデザインした「SWAN 」・・いつかは事務所に置きたいが・・皮張りで1脚60~70万程度。(最近は安いリプロダクト品もたくさん出ているが・・)

(上写真中) 定番であるヤコブセンが1955年にデザインした「セブンチェア」。写真のセブンチェアは背座共にストライプ柄の布地張りタイプ・・ 通常タイプよりかなり座り心地がGOODでした、これなら長時間でもOKかも。通常タイプで1脚5万程度、布地張りで1脚9万程度。

(上写真右) デンマークを代表するデザイナー、ポール・ケアホルムが1958年にデザインした1人掛けソファ「PK31」・・ これがとても素敵でした。コンパクトで座面も低めで座り易く、日本の住宅/日本人には向いているかもと・・皮質も最高で、デザインも秀逸。1脚160万程度。

・・ やはり良い物はそれなりの値段がしますが、「SWAN」でも「PK31」でも買った本人だけでなく、次の代にも手渡して使えるものだしね。・・それは耐久性の事だけでなく、デザインされてから50年以上も経っているのに、カッコイイという事が大事。50年経っても古びないモダニティ、シンプルでありながら他にはない美しさ・・カッコイイという事はエコにも繋がる。

ショールーム

先週末はショールームを何軒か廻りました・・
(上左写真)はイームズなどのモダンデザイン家具でミッドセンチュリーデザインの最盛期をリードした「ハーマンミラー」
イームズが生み出した大量生産時代に適した新しい素材/構造による画期的デザインの名作家具は50年以上経った今でも色褪せる事はありません・・半世紀を超えてなお人々に愛される家具というのはただ見た目が美しいだけでなく、とても使い易く/座り心地の良い椅子だ・・という事を実感。

(上右写真)はカッティングシートのメーカーで「中川ケミカル」
カッティングシートとは簡単に言えば色柄の付いたフイルムシート・・看板サインの切文字として使ったり、ガラスに貼ることで摺りガラス調やミラー調にして視線を調整したりなど使い道はイロイロ・・・「MYクリニック」の玄関部ガラス面に貼る素材を確認
ここのショールームのカッティングシートの貼り方が素敵でした(デザインはエマニュエル・ムホーさんというフランス人のデザイナー)、ほぼ1月毎程度で yellow-red-green-biue-blackと色調が変わっていくそうだ

工事中の根津美術館

(上写真)南青山にある輸入家具メーカー「Cassina」さんを見た後にブラリとしていると・・隈研吾さんが手掛けられていた「根津美術館」の改築がほぼ出来上がっていました!・・言い方は変だが “鉄でつくった木造建築”という感じ
美術館が再OPENしたら所蔵品(国宝)である尾形光琳の「燕子花図屏風」などが公開されている時に見に行きたいなぁ・・