「KURAの改修」-屋根撤去

瓦を剥がし、葺き土を下ろし、杉皮をめくると・・下地板が見えてきました。

1月より始まったKURAの・・屋根と外壁の全面的な改修。まずは瓦の撤去・・職人さんより聞いたところ「瓦そのものは100〜150年ほどくらい前の物ではないかと」・・

下ろした瓦は、とりあえずおに置かせて頂いて、使える瓦は・・綺麗にして再利用。半分は新しい瓦、半分は再利用の瓦・・という感じで葺替え予定。

下ろした瓦の小口を見ると「丸に六」・・の瓦屋根に詳しい乗岡実さんが書かれた資料「岡山県南部に分布する江戸時代中期の瓦」によると・・丸に六は倉敷市酒津で瓦を作っていた「梶谷六郎右衛門の印」・・酒津で瓦が焼かれていた期間は寛延2年(1749)〜嘉永5年(1852)との事。

全てを取り払い、梁だけになってしまった・・蔵の屋根を見る。

結局、下地板は傷みが激しく・・すべて「新しい板」に張り替えとなりました。

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