
「新ダイビル」(’58) 設計:村野藤吾(1891-1984)。9階建てのオフィスビル、四角い箱に連続横長窓・・教科書通りの近代建築デザイン手法の範疇にありながら、村野さんのオフィスビルはどこか”艶っぽい”・・・窓と壁の比率/窓割りのプロポーション/窓と壁の納まり/タイルの質感/建物コーナーの納め方/4階部窓だけはわずかに後退させ建物角を欠いて・・本当に細かい事の積み重ねなんだけれども、それを全体に現れる”艶っぽさ”にまで昇華させるデザイナーとしての力量が素晴らしいと思います・・・

エントランス廻りのステンレスサッシュを見る。竪枠にはアールを付けて壁となじませる細かなデザイン・・


(右) 階段を見る。黒御影石張りの存在感のある腰壁・・

「新ダイビル」は 2011年に取り壊し予定・・ 超高層ビルに建替える計画。
比較的歴史の浅い「近代建築」に対する”一般”の評価は低い・・”素晴らしさ”は伝わらないのだろうか・・最近では屋上緑化は珍しくないですが、「新ダイビル」 には1958年の建築とは思えない様な立派な屋上庭園があります、壊される前にまた行ってみよう・・「新ダイビル」の4階外壁角にはどうして羊が居るのだろう?