「建築探訪 25」 -Osaka/枚岡

旧枚岡市庁舎

「旧枚岡市庁舎」(’64) 設計:坂倉準三建築研究所・・設計担当は西澤文隆(私達のボスのボス) & 東孝光(都市住宅の傑作「塔の家」で有名)

この建築は東大阪市東部、生駒山の麓に南北に長く伸びる商店街北端のあたりに位置しています・・近鉄瓢箪山駅から北へ商店街のアーケードを抜けて、真っ直ぐ進むと見えてきます・・・商店街の模型屋さん、本屋さん、この建物の前にあったレンタルレコード屋さん、この建物のすぐ横が夏休み水泳教室か何かの申し込み会場だったり・・・中学生くらいまではこの当たりは日常生活圏でしたのでいつも眼にしていた建築・・・反りのある “大きな庇” が子供心に印象的でした・・・

建築を勉強してよく知った今改めて見ると・・コンクリート打ち放しによる大胆な造形&ブリーズソレイユ/モデュロールによるリズミカルなスチールサッシ割り/屋上庭園/屋上に載っている三角屋根等・・コルビュジェのデザイン言語の多用・・設計担当であった東孝光さんの話しによると、東大寺大仏殿の屋根にひそかになぞらえたデザインだそうだ・・・コンクリート打放し庁舎建築に寺院建築の軒ラインかぁ・・・渋いなぁ・・

もともとは枚岡市の単独市庁舎でしたが、三市合併後は東大阪市東支所として利用されています・・「旧枚岡市庁舎」は Docomomo (近代建築の保存と調査のための国際組織)の運動に賛同した日本建築学会 近畿支部が独自の試みとして選んだ「関西近代建築20選」のなかに入っています・・

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