「建築探訪 36」 -Italia 5 /Milano

ヴィットリオ・エマヌエル2世のガレリア
交差部の八角形広場からドーム部を見上げる

「ヴィットリオ・エマヌエル2世のガレリア」(1865-1877)/ジュゼッペ・マノニ。統一を記念して造られた鋳鉄とガラスによる大アーケード・・ドーム部の直径は38m、高さは49m・・

ヴィットリオ・エマヌエル2世のガレリア
アーケード部の高さは29m、長さは東西105m、南北197m・・十字型プラン
ミラノ大聖堂
西側正面を見上げる

「ミラノ大聖堂(ドゥオモ)」(1386-1813、完成まで427年)。ゴシックでは最大級の規模・・・天に向かって伸びる尖塔の高さは100m以上・・・イタリアでは、ローマ以来の建築的伝統があり北ヨーロッパで成長してきた直系のゴッシク様式建築は数少ない。(ゴッシクという言葉はルネサンス時代のイタリアでつくられた言葉で、悪い意味に使われる言葉、イタリアではゴッシク全盛時においてもゴッシクに対する情熱は薄かったそうだ・・)

ミラノ大聖堂
ドゥオモ広場より見る

煉瓦造で大理石張りという普通の構造とは違う、壁体内部まで白大理石造とした5廊式の大聖堂・・中央廊から側廊へ順次高さを低くしていき外周部まで力を伝達する安定したピラミッド状構造・・ドイツ・フランス・イタリアの建築家が共同。

ドゥオモ広場
大聖堂の横に建てられた、大スクリーンではサッカー中継・・

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