アルネ・ヤコブセン 「Ant Chair」

ANT Chair

春からトリムにやって来た、ビンテージものの「 Ant Chair 」・・Ant Chairは、1902年生まれのデンマーク人家アルネ・ヤコブセンにより1952年にデザイン・・日では “アリンコチェア” として親しまれています。

もともとはヤコブセンが手掛けた、製薬会社ノヴァの社員食堂用にデザインされた・・何とも美しい3次曲面を描く、 60年も前にデザインされたとは思えない、 変わることのないモダニティを備えた・・見事な椅子。

背と座が1枚の曲げられた成形板だけで構成された・・ これ以上はない、最小エレメントによる・・見事なデザイン。

安全面の考慮から、改良された4本脚の方がよく見られるが・・Ant Chairはやはりオリジナルの3本脚に限る。(4本脚はヤコブセンの死後、発売されました )

ANT Chair

 板の素材にしてもこれはチークだが、 現行品はチーク材は希少材につき廃盤 ・・ といろいろな面において、古い「Ant Chair」の方がgoodです・・何よりも気に入っているのが、この椅子が・・1969年製だという事。(私達と同じ年に生まれた!!)

3本脚タイプは前脚が中央にある事で、座った時に人の足の邪魔にならないのと、テーブルの下で隣の椅子と脚がからまないので・・ とても合理的ですが、油断して足の力を抜いて前に体重を掛け過ぎると・・ コテッと傾いてしまうので、注意が必要。

今年はヤコブセンの生誕110年となり・・ メーカーであるフリッツハンセンではいろいろな新展開やキャンペーンが計画されているようです。

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