六甲山腹、傾斜のきつい道を上がって行った芦屋市の山手・・ コンクリートブロック擁壁で支えられた、見晴らしの良い敷地・・清家清の「崖の家」(1956) を探訪。
長年愛着を持ち住まわれてこられましたが、建て替えを決意され・・ 今回は特別に、お住まいの方の御厚意と、建て替えの設計をされている建築家さんの御厚意で・・ 工事前に見学させて頂きました。
(上写真) 南側外観を見る。屋根は東西に伸びるバタフライ型。奥の方流れ(1.5寸勾配)が居住部分、谷部の中庭を挟んで、手前の方流れ(1寸勾配)が応接部分・・ というように機能的に3つの部分に分けられています。左側コンクリートブロック壁沿いに玄関。
この住宅は清家清さんの手で、生活に合わせて・・ 玄関を拡げたり、応接室を拡げたり、居間和室を拡げたり、台所を拡げたり、お風呂トイレの場所を変更したり、竣工時から 2度の増改築が行われていたそうです。