「建築探訪 63」-Tokyo/銀座

中銀カプセルタワービル

メタボリズムの金字塔・・ 黒川紀章さんの「中銀カプセルタワービル」('72) を探訪・・ メタボリズムの理念が直接的に、鮮烈な形として、視覚化された・・ 黒川紀章さんの代表作。一人一人の住まいである “カプセル” がランダムに集積して全体像となった姿は・・まさに未来 !!! 

取替えない、変わらない部分」と「取替える、変わる部分」という方法論が・・ 中の様子を見ると、明快に理解できる (上写真) 。工場であらかじめ作られた “カプセル” を現場へ運んで来て、建物幹にボルトで固定。 住居空間である “カプセル” の数は140個 !! 。

 “カプセル” 内の様

左側扉内にはバスやトイレ、手前にベットと丸窓、テレビや電話や空調も完備した、都市に住まう個人のための最小限空間の大きさは2.1×2.3×3.8m ・・ もちろん世界初のカプセル !! 。カプセル1基のコストは1960年代のトヨタカローラ以下との事。黒川紀章さんはこの後もカプセル建築の可能性を追求され・・ 1979年には 世界初のカプセルホテル (カプセルイン) も設計されました ・・ 黒川紀章さんは2007年10月12日に73歳で亡くなられました。

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