「建築探訪 65」-Kagawa 5

114ビル・百十四銀行本店

日建(薬袋公明) による「114ビル・百十四銀行店」('66) を探訪。何と言っても “ブロンズの外壁 ” の存在感が力強いです。右側16階建ての本館。左側に道路を跨ぐかたちで高架通路が別館へと続く。(上写真) 大通り側、北西より見る。

114ビル・百十四銀行本店
16階建ての本館を大通り側、南西より見る

高さ64mのビルは、この当時では「西日本最高」だったそうです。南北面はサッシ、東西面はブロンズ板張り。1.5mmのブロンズ板を乱張り・・ 表面を “緑青仕上げ” としているので、清掃は不要・・ 古くなっていく風合いが美しい・・というコンセプト。

114ビル・百十四銀行本店1階部分の御影石モザイク張りの床
 1階部分の御影石モザイク張りの床は、地元産の “庵治石” を主として、彫刻家/流政之さんの指導のもとに、色目や仕上げに変化を付けた「さざ波」のイメージでされています
114ビル・百十四銀行本店
左側の本館より道路を跨ぐかたちで、高架通路が右側の別館へと繋がる

コンクリート柱で持ち上げられた3階部分のピロティ下に、プレキャストルーバーの2階が入り込んでいる・・その2階部分もピロティで持ち上げられている・・ ピロティが入れ子式になっていてオモシロイ。

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