先週、「皇大神宮(内宮)」と「豊受大神宮(外宮)」へ行って来ました (初めて特別参拝をさせて頂きました) 。豊受大神宮は天照大神の食事を司る神である豊受大御神、皇大神宮は天皇家の祖先となる天照大神を祀っています。内宮外宮と別宮や摂社末社を合わせた125社の総称が”伊勢神宮(正式には単に神宮)” ・・最も格式の高い国家神とでもいうべき唯一無二の存在・・太古より人々を惹き付けて止まない日本の聖地・・伊勢神宮が現在の地に定められたのは2000年以上も前・・
(上写真) 外宮を南側より見る。右が造られてから20年経過した古い建物、左が昨年秋に完成したばかりの新しい建物。全く同じ形の建物が新旧並んでいます。今月末には右側の古い建物は全てなくなり・・ また20年後、左側の新しい建物が真っ黒になる頃・・そこにまた全く同じ形の建物を新しく作る・・古くなった方は壊す・・この20年毎の建替えが、いわゆる「式年遷宮」。
「何ごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」
平安時代の歌人 西行が伊勢神宮を訪れた際に詠んだ有名な歌・・は伊勢神宮の魅力をうまく伝えている様に思えます。その場所に来て、橋を渡り、大きな樹々の間を歩き、川で清め、見事すぎる桧の社殿を仰ぎ、その背後の広大な森を感じる・・ 神宮は信仰や理解を超えたような存在で、誰もが心打たれるような有難さがあり・・その深遠な存在感は自然と心身に伝わってくる・・という事なのでしょうか。