ユヴァスキュラという町にある・・フィンランドの若手建築家による現代建築を探訪。アンッシ・ラッシラ + テーム・ヒルヴィランミ設計による「クオッカラ教会」(2010) 。屋根、壁、鐘楼ともに暗色のスレート張りで統一した外観は彫刻的な佇まい。(上写真) 西側より外観を見る。西側の1階部分には教会の事務スペースを配置・・街と教会のコミュニケーションを促進。
礼拝堂が在る2階メインフロアは外観で見ると、1階事務スペースの上・・ちょうど三角形部分のヴォリュームに配置。平面形は矩形なんだけれども・・微妙に歪んでたり、出入りがあったりしていて(屋根面に現れている折れ線を見ても分かりますが)・・それが単純ではない少し動きのある外形に結びついているのかなぁ・・
床、天井、壁、構造材、家具まで・・そのほとんど木材なんだけれども、漂白っぽいテイストで仕上げされているせいか・・全体としては、しつこさのない気持ちの良い・・現代的な雰囲気になっています