「名作アントチェア」のデザインを発展させたかたちの・・ Seven chair (1955) 。アントチェアと比べて、大きく異なるのが・・そのゆったりとした背と座面・・独特な3次曲面のフォルムは・・眺める角度によって、様々な表情を見せます。
発売当初は・・チーク、ローズ、オークなどの突板張りと、白、黒の色彩など、数種のラインナップだけでしたが・・その後、何十種類ものバリエーションやカラーが発売されました・・トリムデザインに在るセブンチェアは、うっすらと木目が見える黒色塗装。
背と座が1枚板で出来ていて、スタッキング可能で、軽くて、持ち運びやすくて・・基本的な考え方はアントチェアと同じ。
セブンチェアのスチール脚は、クロームメッキ仕上げが大半ですが・・このシリーズは脚部も黒色塗装になっている・・めずらしいシリーズ。
「成型合板+鋼管脚のみ」という、それまでの椅子とは比べようもない・・傑出した単純さ!!! ・・・このアントチェアのコンセプトを基に・・安定性という、さらなる機能を・・付け加えられ、大ベストストセラーとなった・・アルネ・ヤコブセンの名作。