「建築探訪 45」-Osaka/中之島4

ロイヤルホテル

先週末は「ロイヤルホテル」(1973) へ行って来ました。
は吉田五十八+竹中工務店 設計部。 *現在は「リーガロイヤルホテル」。
計画が竹中工務店 設計部により進められていたが・・ ホテルとしての面での質を、さらに高める為に・・ 途中から吉田五十八が参加。

(上写真右) 客室内より対面棟の外壁を見る。整然と並ぶアルミサッシ窓とタイル張りの壁面・・何気ないが、なかなか綺麗!! 。結局、建築は比率やバランスがやはり肝要ですよね。(上写真左) 遠くから外観を見ていると分かりにくいのですが、外壁は着物などの絣(かすり)模様を表現 (写真で分かるかな?) 。・・ 茶褐色の濃淡をつけたタイルで表現されています。外観ヴォリュームは竹中っぽい。

ロイヤルホテル

(上写真) ラウンジを見る。ロイヤルのラウンジも圧巻!! 。まず眼に入るのが、正面大開口から入ってくるたくさんの”光”・・開口の先には”緑”・・中央には流れ落ちる”滝”・・ その滝からの流れが、そのまま室内へ流れこんできたかの様に・・ラウンジ中央には曲水の宴のごとき優美なラインの流れが・・室内を「に見立て」たような構成がGOOD。蒔絵のごとく赤い柱にほどこされた金色の「棚引く雲」と、その上を覆う光輝く「雲のようなシャンデリア」による構成もGOOD。「庭と雲」によりデザインされたラウンジはまるで天上のような優雅さ。さすが吉田五十八と感心感心。

*この日のラウンジでは結婚式が行われました(大学の友人であるI君の結婚式) 。大開口からは暖かな日射しが差し込んでいました。

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