「建築探訪 117」-Finland 9 / ALVAR AALTO 5

フィンランド国民年金協会

アルヴァ・アアルト設計の「フィンランド国民年金協会」(1956) を探訪・・
ビジネス地区、三方を道路に囲われた、三角形敷地に建つ、800人の職員が働くオフィスビルとして計画された建物。平面は中庭を囲んだ台形型。
(上写真) 北東より正面外観を見る。道路なりに雁行させた構成と水平連続窓がファサードの特徴。とても大きな建物です。

フィンランド国民年金協会
雁行する外壁を近くから見る。煉瓦壁&金属部材の構成。
フィンランド国民年金協会
水平連続窓の詳細を見る。遠目に見ると帯状の構成なんだけど・・近くで見るとポチ窓でもある・・FIXガラスとFIXガラスの間は換気窓。 アアルト建築ではお馴染みの “アアルトらしい窓” ・・「縦長換気窓+嵌殺し」の連続構成
フィンランド国民年金協会
建物の下層部を抑えた感じにするのも・・他の建物と同じアアルトの好む手法。トーンを抑えた・・石、タイル、銅板、ブロンズによる構成
フィンランド国民年金協会
フィンランド国民年金協会
経年変化して・・なんとも言えない味わいが出てる銅板。比較的小さなモジュールの金属製スパンドレル
フィンランド国民年金協会
北東側、建物正面のエントランス部を見る。”下層部の抑え” がよく効いています。小さな庇の出がある、その下部・・格子、扉✕4、表示板が並んでいるところが玄関
フィンランド国民年金協会
ダイナミックな4つのスカイライトがある「メインホール」・・もともとは、この建物の為にデザインされた造付けの “執務ブース” がずらりと並んでいて・・来館した市民の為の受付相談スペースでしたが・・いまは多目的ホールといった使い方の様です。 オリジナルの “執務ブース” は、別の場所に1台だけ展示されていまいた
フィンランド国民年金協会
(左)スカイライトを見上げる。(右) スカイライトは2重になっていて・・その間の空間に照明器具や日除けスクリーンが設置されている
フィンランド国民年金協会食堂
まだ10時半位なんだけれども・・何故か賑わっている? 食堂。
フレックスタイム制の為、早朝に出勤した人が今頃お昼ご飯を食べるのだそうです。
左側ガラス窓の向こうには中庭。柱はガラス面より控えた位置&テーパーを取った形としているので・・庭に対して開放的な雰囲気の食堂となっています
フィンランド国民年金協会食堂
特注タイル(アアルト建築ではお馴染みなんですが凸状の管状タイル。フィンランドの有名な陶器メーカーARABIA社製)・・”アアルトタイル” を何色か組み合わせた・・ 食堂の壁がgoodでした!!!
フィンランド国民年金協会食堂天井
食堂の天井は・・放熱板の機能がある金属製パネルが張られています
フィンランド国民年金協会
(左) 図書室を見る。整然と天井に並んだ正円形の天窓と、書棚に囲まれ一段窪んだ閲覧室の構成は・・アアルトの初期傑作でもある「ヴィープリの図書館(1936)」を思い出さずにはいられない。(右) 格天井で仕上げられた会議室を見る

Kansaneläkelaitos (National Pension Institution) office building

Nordenskiöldinkatu 12, 00250 Helsinki, Finland
申しこめば、職員のガイド付きで内部の見学が出来ます。食堂や会議室・図書館などを、ゆっくりじっくり見学させてもらえます。

フィンランド国民年金協会

廊下の所々が、プチアアルト美術館の様になっていて創業当時の “執務ブース” が展示されていたり、図面や使用されたタイルなどが陳列されていました。

会議室の家具やホワイエのソファセットなどなど、至る所に置いてある家具や照明器具は・・建物と共にアアルトがデザインしたものですが、竣工してから60年近く経った今でも・・きちんと使われ続けていました。

フィンランド国民年金協会

こちらは子供が生まれ時に、国から支給される赤ちゃんグッズ‼️👶🏻🎁
衣類や絵本、おもちゃにケットとどれももらって嬉しいものばかり。さすが福祉の国だなぁ…
ちなみに「いらない」って人には同等の給付金が支払われるそうです。

フィンランド国民年金協会

なんと、この赤ちゃんグッズを詰めたダンボールの箱が、赤ちゃん用のベッドになるんですって‼️
ダンボールも北欧らしいデザインになっていますね。かわいい~m❤️

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