展覧会 2012

芸術の秋なので、建物や展覧会等をまとめて見て来ました・・リニューアルオープンした東京都美術館の「メトロポリタン美術館展」や、デンマークの若手建築家ビャルケ・インゲルスの「Yes is More展」などなど・・ しかし今回のメインとして期待していたのは「ル・コルビュジェの家」という映画 。”隣人は選べない” というコピーが意味するところは・・主人公であるレオナルドは椅子のデザインで大成功を収めたプロダクトデザイナー。その成功の証として彼が家族と住んでいる邸宅は、近代建築の大巨匠ル・コルビュジェにより60年以上前に設計された「クルチェット邸」。しかし、ある朝突然に隣から響いてきた強烈なハンマーの破壊音・・隣人がいきなり我が家へ向けて窓を作ろうと壁に穴を穿ってきたのだ・・見慣れない強面で屈強そうな男が「ちょっと光を入れたいだけだ」と・・ そこからレオナルドの暮らしは掻き乱され始める・・  「ル・コルビュジェの家」は邦題、原題は「エル・オンブレ・デ・アル・ラード」(隣の男)。

『Le Corbusier vol.5 1946-52』より「クルチェット邸」の外観パースを見る

映画自体はブラックユーモアの効いたシュールでシリアスな心理ドラマとして、それなりに楽しめるのですが・・この映画で大活躍するもうひとりの主役が ル・コルビュジェ設計の「クルチェット邸」(1949) 。映画の大半のシーンがこの住宅を舞台に撮影されています 。ブエノスアイレスにあるこの建築は、普段は資料館として公開されているそうです 。 

上が2階平面。下が1階平面

「クルチェット邸」は斜路が構成の中心となった住宅。大きな樹がある中庭と斜路で建物は二分され、道路側には、1階に車庫とエントランス、2階に診療所スペース、3階に屋外テラス。中庭と斜路を挟んだ奥には、1階に控え室、2階に玄関、3階にLDK、4階に寝室という構成。

断面図を見る

斜路を中心としたコルビュジェの住宅といえば「サヴォワ邸」(1929) をまず思い浮かべますが・・ コルビュジェが白い四角い住宅をたくさん設計していた1920年代からは20年も後の作品。42歳の時に設計した近代住宅建築の金字塔と、62歳の時に設計した熟練の作品。20年の時を隔てた “コルビュジェの2つの斜路中心型住宅” の空間の違いを比較しながら、映画を見るとおもしろさ倍増かもしれません・・ こちらも斜路中心のコルビュジェ建築・・

「建築探訪 63」-Tokyo/銀座

中銀カプセルタワービル

メタボリズムの金字塔・・ 黒川紀章さん設計の「中銀カプセルタワービル」(’72) を探訪・・ メタボリズムの理念が直接的に、鮮烈な形として、視覚化された・・ 黒川紀章さんの代表作。一人一人の住まいである “カプセル” がランダムに集積して全体像となった姿は・・まさに未来 !!! 

取替えない、変わらない部分」と「取替える、変わる部分」という方法論が・・ 工事中の様子を見ると、明快に理解できる (上写真) 。工場であらかじめ作られた “カプセル” を現場へ運んで来て、建物幹にボルトで固定。 住居空間である “カプセル” の数は140個 !! 。

 “カプセル” 内の様

左側扉内にはバスやトイレ、手前にベットと丸窓、テレビや電話や空調も完備した、都市に住まう個人のための最小限空間の大きさは2.1×2.3×3.8m ・・ もちろん世界初のカプセル建築 !! 。カプセル1基のコストは1960年代のトヨタカローラ以下との事。黒川紀章さんはこの後もカプセル建築の可能性を追求され・・ 1979年には 世界初のカプセルホテル (カプセルイン大阪) も設計されました ・・ 黒川紀章さんは2007年10月12日に73歳で亡くなられました。

「建築探訪 61」-Tokyo/六本木

国立新美術館

黒川紀章(1934-2007) による設計の「国立新美術館」(2007) を探訪・・
フラクタル曲面の大きなガラスの外壁に、エントランス部となる円錐型の風除室が突き刺さった・・ ダイナミックで明快なデザイン手法は黒川さんらしい。国立新美術館は収集品を持たない企画展・公募展のための美術館。

国立新美術館

建物の主だったファサードとなる南面はほとんどが水平のガラスルーバーで覆われています。写真では分かりませんがガラスルーバーにはドットパターンが施されているので、垂直の縦材とともに日除けとして日射軽減の役割を果たしています。大きく膨らんでいる外壁部は、内部にある “逆コーン” と呼ばれるスペースの形が曲面に現れています。

国立新美術館
1階エントランスロビーを見る。大アトリウムの中に2つの “逆コーン”。手前の逆コーンの上部にはレストラン(3F)、奥の逆コーンの上部にはカフェ(2F)があります。逆コーンの中には・・階段やエレベータ、トイレや設備シャフトなどが納められています
国立新美術館
手前の逆コーンを見上げる。ちなみに3階のレストランとは ポール・ボキューズ のブラッスリー 。ランチでもディナーでも眺めが良く、気持ちの良さそうなスペース
国立新美術館
2階カフェがある逆コーンを見下ろす

建物の主要な用途となり面積の大半を占めている展示スペースは、この大アトリウムの後ろに巨大な箱として存在はしているのですが・・ フラクタルな三次元幾何学を用いたアトリウム空間に円錐や逆コーンが浮遊した空間には・・モダニズムの直線幾何学でデザインされた空間とは全く違った空気感が在りました・・ 黒川さんが長年唱えられてきた”生命の時代”の建築が表現されているのでしょうか・・黒川紀章さん最晩年の秀作。

「建築探訪 60」-Tokyo/上野 2

国立西洋美術館

近代建築の巨匠 ル・コルビュジェによる「国立西洋美術館」(1959) を探訪。もちろんですが、日本にある唯一のコルビュジェ作品 です。国立西洋美術館が創設された経緯は、戦後間もない頃に吉田茂首相がフランス政府に、世に言う松方コレクションの返還を求めたことから始まる・・フランス側からの返還条件の一つが美術館の建設でした。

1955年に68才だったコルビュジェは、敷地調査のため初来日・・わずか7日間の滞在となり・・その後は2度と日本の土を踏む事はありませんでした・・ですのでもちろん完成した建物を実際に訪れて眼にする事もなかったのです。設計も基本設計図程度で、実施設計は日本側に任せ・・ フランスから遠い日本でこの美術館が実現できたのは、かつてフランスのアトリエでコルビュジェから建築を学んだ、弟子たち (前川國男/坂倉準三/吉阪隆正) が日本で頑張ったからこそ。
(上写真) 1階のピロティ部は後の改修でほとんどが内部空間に変わってしまいました・・当初は1階の半分くらいまでは屋外空間でした・・前庭の屋外床がずずっと建物下まで入り込んでいたそうです。コルビュジェの代名詞とも言える “ピロティ” が・・

大きな三角型トップライトと吹抜けがある中央ホールを見る

渦巻き状の動線システム、1階から2階へのゆっくりと上がる大スロープなど・・コルビュジェらしい建築言語がきちっと具現化しています。
ロの字型の動線計画、ピロティで持ち上げられた直方体、建物正面の四角い開口、建物中央の吹抜けなど・・ 坂倉準三の「神奈川県立美術館」と似ているところはさすがに多い。

「建築探訪 58」-Tokyo/上野

東京国立博物館法隆寺宝物館

谷口吉生さん設計の「東京国立博物館 法隆寺宝物館」(1999) を探訪。
建物は上野公園内の奥の方・・すぐ側には父である谷口吉郎が設計した「東京国立博物館 東洋館」(1968) があり・・父子の建築による競演。展示品である法隆寺の300点にものぼる貴重な宝物は・・明治初めの廃仏毀釈で中で仏教への風当りがとても強くなった際、法隆寺を荒廃から救う目的で皇室に献納され、戦後国有となったものだそうです。
(上写真) 谷口さんの好きな “門構え” の構成によるファサードを見る。展示室である箱ヴォリューム、エントランスであるガラスのヴォリューム、そして大きな庇・・この3つの要素を対称形とせずに、ずらしながら奥行感を付けながら・・の雁行的な構成がgoodです。建物前の池もファサードを引き立てていますよね・・

(左) 門構えの大庇は、側面までグルッと廻るL字型
(右) 大庇下の鳥籠のような細かい線材によるガラススクリーン部を見る。池超しに建物を眺めながら、何度か方向を変え、池の中を渡る様にして建物へと至る
半屋外的な庇下の空間。下部のみは見通しを通し、上部は密で細かな間隔とした雪見障子的な感じのガラススクリーン (下部ガラスは高透過強化ガラス t=10のFIX) 。上部の縦桟は30mm×145mm @180mm、30mmの見付けで150mmの空き。この縦桟はガラスの前面にある格子ではなく、サッシそのものなんですね・・
エントランスホールを見る。石張り(ライムストーン ジュライエロー水磨き t=50!! )の右手壁が展示室・・ 床は花崗岩(ベルファーストブラックバーナー仕上げ t=30!! ) 。このガラスBOX空間を支えているスチール柱梁は100×200mmの無垢材!!  

大庇部と、ガラス箱部と、石張りの展示室部と、分かり易い3つのヴォリューム構成による組立て。シンプルで機能的、無駄のない、厳選された素材と部材による、見事な谷口さんの建築は・・作品集などの写真で見るよりも、実際の方がずっといい・・写真では見えにくい繊細なディテール、写真では分かりにくい素材のテクスチャー、現場でしか感じられないヴォリュームやスケール、周囲環境との関係性 などなどが・・きっとよくよく丁寧に検討されているからなんだと思う。表現を抑えた抽象形のプロポーション、素材の実在性、光とヴォリューム・・建築の基本とも言える要素が大切に考えられている・・この建物はとても素敵。

「建物探訪 47」-Tokyo/大手町

パレスサイドビル

林昌二(日建設計) による「パレスサイドビル」(1966)。皇居東御苑に面して建っている、新聞社本社/印刷工場、オフィスや店舗からなる大規模複合施設。雁行して繋がった2つの直方体棟を、2本の白い円筒形コアで挟んだプラニングが・・直接的にあらわされたストレートな外観デザイン。

パレスサイドビル

聳え立つ白い円筒形コア部には、エレベーターやトイレなどの水廻り・・執務スペースを支える部分であり・・ 比較的、短い期間で改修される部分が・・ まとめて配置されています。

パレスサイドビル

ルーバー庇と大きなガラス面による構成は、近年のオフィスビル建築で多用されているデザイン手法・・ とても47年前の建物とは思わせない、 時代を感じさせないモダンな外観デザインは・・ 秀逸。竪樋/雨受けまで、うまくファサードデザインに取り込んだ・・ 繊細で大胆な設計。

巨大で非人間的な表情になりがちの大規模オフィスビル建築に・・ヒューマンスケール的な表情を持たせる事に成功しているのは・・ このルーバー庇と竪樋/雨受けの存在が大きい。このルーバー庇はアルキャストで一体成形らしい・・ もっと近くでよく見てみたいなぁ。

パレスサイドビル
午後の陽光が差し込む玄関ホールを見る

「パレスサイドビル」は Docomomo (文化遺産としてのモダニズム建築) Japan の100選にも選ばれている・・ 日本の近代建築を代表するオフィスビル建築のひとつです。

「建築探訪 46」-Tokyo/世田谷

世田谷区民会館/公会堂

前川國男による「世田谷区民会館/公会堂」(1959)を探訪して来ました。
(上写真) 中庭より公会堂を見る。屏風のように折れ曲がったコンクリート打放し壁(折版構造)は、50年以上経過し・・ 古代遺跡の様な迫力があります (頂部庇の出が大きくやや建物をクラシックに感じさせている事と、大きく成長した木々の存在感が効いているのかな)。住宅地に囲われた小都市の広場として、居心地の良い空間でした。

世田谷区民会館/公会堂

同じ様な折版構造の公会堂といえば・・丹下健三の「今治市庁舎/公会堂」(1958) がとても似てますが・・ 竣工年だけ見ると、弟子である丹下さんの方が1年早い。 折版構造つながりでは、有名な群馬音楽センター(前川の日本の師であるA.レーモンド) が1961年・・ 弟子から師まで順番に作ってる・・みんなこの頃に集中してる。この頃の建築家にとって “折版構造” がいかに魅力的な建築手法であったか・・ という事なのかな。

(上写真右) 区役所へとつながる連結部。1階ピロティ部は道路側への通り抜けスペース。人を誘い込む様な計画手法や、ブリッジによる建物間の連結などは・・ いかにも前川さんらしい。

世田谷区民会館/公会堂
(左) 道路側より見る区民会館。ちょうど昼休みの時間、木陰の下ではお弁当を食べる職員さんが何人か
(右) 中庭より見る公会堂と区民会館の連結部

コンクリート打放しの公共建築は、ノンメンテナンスで状態がかなり悪い場合が多くあり、汚れ痛みが目立つのですが ・・「世田谷区民会館/公会堂」では、大きく成長した木々の存在が、その印象をかなりカバーしている様に思えました。

世田谷区民会館/公会堂
建物全体を廻っている手摺の存在がGOOD

中庭からテラスへの繋がりや、建物の回遊性を促すデザイン要素として・・ 広場を中心とした都市的空間の演出に効果大でした。翌年の「京都会館」にもつながるデザイン要素かな・・ そういえば前川さんの傑作である「神奈川県立図書館・音楽堂」(1954) も手摺が効いていたし、全体の雰囲気もやはり似ている・・ 前川さんの “打放し時代” の建築では、手摺の存在感や、ブリッジによる分棟の連結がわりとポイントになっています。

「建築探訪 43」-Tokyo/目黒

千代田生命本社ビル

村野藤吾設計の「千代田生命 本社ビル」(1966) に行って来ました。
(上写真左) 低層棟側から高層部本館を見る。池を挟んで高層部本館と低層棟をわけたプランとなっています。左側はエントランス棟。
(上写真右) 低層部茶室内から本館を見る。外壁を覆うのはアルミ鋳物の I型ルーバー。

千代田生命本社ビル
エントランスホールを見る。外部の喧噪から執務空間を遮る「静謐な空間」のはずが・・作品集で何度も見て、期待していた空間が・・何かイメージしてたのとは違う??

2003年より目黒区総合庁舎として使われているので・・企業本社ビルだった頃とはやはり雰囲気がずいぶんと違っていると思われる・・ 建物全体に緊張感がないような気が・・ 張り紙サインや植木鉢、さまざまな備品等、余計なものが多く・・ちょっとした事でデリケートな空間は煩雑な印象になってしまう・・公共の建物なので仕方なしか・・ こうして村野建築が生き残っている事に感謝。

千代田生命本社ビル
村野建築の見所といえば階段!! ・・村野さんの階段は綺麗で有名。旧千代田生命本社ビルの階段も作品集で何度も見ていた・・ こうやって実際に見る階段は、確かに流麗なラインがとても綺麗。しかし、これも何か違う??  線が多い??
千代田生命本社ビル
(左) 手摺が一段増えているようだ・・ もともとは下の手摺だけのはず。高さが低く危険とされたのか・・一段付け加えられ、その手摺の支柱から持ち出しアームで腰部にアクリル板がつけられている・・もともとは横桟だけのはず。これも横桟1本では危険という事か・・しかし、これはなかなか手の込んだ追加だ
(右) お客用玄関の大きなT字型キャノピーを見る。これもラインが綺麗。ディテールの端々までデザイン力がいき届いている感じ・・ ランダムに林のように建った柱足元が真直ぐではなく、アールをつけ地面から生えてきた様な取り合い・・ 村野さんのいつものディテール、GOODです。敷石表面のテクスチュアもGOODです

「建築探訪 42」-Tokyo/虎ノ門

ホテルオークラ東京

「ホテルオークラ東京』(1962)  設計:谷口吉郎ほか設計委員会
日本の意匠/素材を軸とした、モダナイズされた伝統美によるホテル建築/空間。(上写真左) 本館西側-正面玄関側から見る。なまこ壁/陶板壁/菱形格子/格天井などなど随所に見られる和の意匠。
(上写真右) 本館北側-宴会棟側玄関から見る。西側からは6層、ぐるっと廻ったこちら側からは10層に見えるのは・・敷地の高低差が大きいので。

ホテルオークラ東京
ホテルオークラ東京といえば、この本館ロビー空間・・ 落着きと趣きがあり、ジャパニーズスピリッツを強く感じさせるロビー空間としては他に類を見ない完成度・・ 竣工から50年も経っているのに、古さを感じさせない・・谷口吉郎による秀逸な日本的空間・・
ホテルオークラ東京
垂直水平が軸となったロビーのデザインは、柱梁フレームによる日本の伝統的な空間美を意識・・障子の拡散光が満ち、障子下部からは緑がのぞく・・ 静かで落着いたロビーにはゆったりとした空気感・・外国からのお客様がとても多いです
ホテルオークラ東京
(左) “麻の葉”文様の格子組みがキレイ
(右) 一度見たら忘れられない、この空間にピタリとはまった照明器具
ホテルオークラ東京
(左) 花弁のような形をした椅子、それに合わせた漆塗り机・・ もロビー空間にピタリと決まり・・GOODです
(右) 宿泊室より東側外観を見る。各層毎にしっかりと伸びた庇は・・外装設計を担当した建築家/小坂秀雄らしいデザイン

〈追記〉2015/8/31閉館建替え

「建築探訪 41」-Tokyo/青山

根津美術館

表参道の南端・・ 青山の広い森のような敷地に建つ・・隈研吾さん設計の「根津美術館」(2009) を見に行って来ました。天気はあいにくの小雨。
(上写真) 西-駐車場側より見る。シンプルな切妻屋根だが・・屋根の先端が鉄板製で非常に薄くなっていてシャープなのがさすが・・この屋根先の薄さがこの建築の一番のチャームポイント。

根津美術館
ポーチ部を見る。壁面はリン酸処理の鉄板、軒裏は高圧木毛セメント板、梁は鉄骨露わしと・・工業製品的な素材感を生かした構成がGOOD
根津美術館
40m近くある長い・・露地的なアプローチ部を見る。右側の道路を隠す竹林と丸竹を小間返しで張った壁に挟まれ、2間近くある深い庇下・・包まれる様な軒下空間。この深い庇下空間を可能にしているのは天井面の三角鉄プレートの片持ち梁のおかげ
根津美術館
(左)竹林が植えられた道路側より見る
(右) 1階展示室は庭園に対して大きく開いた開放的な空間。竹練付け板の間に、照明器具や空調設備が仕込まれていて・・キレイな納まりの天井面
根津美術館
(左)南-庭園側より見る。棟/けらば/軒先の役物を一切排したシンプルな瓦葺き屋根 ・・ 大屋根の建築は、やはり軒の低さが美しさのポイントですよね
(右) 美術館と庭園を挟んで建つ、離れのカフェで・・ お茶して帰りました