「ナンジェセール・エ・コリ通りのアパートメント」(1933)。パリ16区にあるガラスブロックの腰壁が印象的な外観の9階建ての集合住宅・・ 設計者であるコルビュジェ自ら、晩年までその8階9階を住まいとしていました。
(上写真) 道路から東側外観を見る。
階高のあるキレイなプラスター塗りの蒲鉾型天井やたくさんの光を取り込んでいる線の細いスチールサッシと・・ ちょっと板張フラット天井で間を取って・・ ラフな感じの石積壁とのコントラストが効いています。もともと画家になりたかった程のコルビュジェ・・建築の仕事が忙しくても毎日、午前中はここで絵を描いていたそうだ。
2まわり以上も年下であった妻イヴォンヌとの2人暮らし。古い作品集を見ても同じ家具が置かれていた・・自身デザインの名作”LCシリーズ” は置かず・・この家具もコルビュジェらしいデザインという感じではないんだけど・・