「建築探訪 76」-France 6 / Le Corbusier 5

ブラジル学生会館

パリの国際大学都市内にある、ル・コルビュジェの晩年に近い作品「ブラジル学生会館」(1959)。同じくコルビュジェが設計した「スイス学生会館」もすぐ近くです。(上写真) 西側より見る。両サイドのポチ窓部にはキッチンやトイレなど、少し膨らんでいる中央部分には共用室や自習室などを配置。中廊下式の平面計画になっており、西側に共用部、東側に個室が並ぶ。左下、建物1階の張り出した部分はエントランスホール。エントランスへはピロティ下を潜ってアプローチ。

ブラジル学生会館
集会場や娯楽室などがある1階の張り出した部分・・北側に面したドライエリア的なスペースは、裏方用のアプローチスペースのようです。建物の上部はPCパネル、下部はバラ板コンクリート打放し・・建物の上下で使い分け
ブラジル学生会館
建物西側、共用部のバルコニーを見る。壁面は各階でブラジル的な色を塗り分け
ブラジル学生会館
建物東面を見る。各個室のバルコニーが並ぶ
ブラジル学生会館
各個室のバルコニー部を見る

この計画はブラジル人建築家ルシオ・コスタとの共同で始まった・・コスタとコルビュジェの関係は、1935年にコスタが、「リオの保健教育省庁舎」(1935-45)の設計をするにあたり、設計チーム顧問としてコルビュジェをブラジルに招聘した事から始まり・・ それを契機に近代ブラジル建築はコルビュジェの強い影響力を受けて・・ニーマイヤーやブラジリアなどを始めとする近代建築の成果が花開いていく事になります。

ブラジル学生会館
エントランスホールを見る
ブラジル学生会館
あちこちのコルビュジェ建築で見られる・・コルビュジェらしい “縦長換気窓” 、外部側にFIXの網戸あり。色はブラジリアンイエロー

コルビュジェ72歳、活動の拠点パリにおいて完成させた・・ 最後の作品となりました

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