パリ13区、マセナ大通りに面して建っている ル・コルビュジェ設計の「プラネクス邸」(1928)。(上写真) 道路より南側外観を見る。残念ながら見学はできません。樹が覆い茂ってやや見えにくいですが・・上部の3階/4階は開口の少ないマッスとして扱い、下部の1階/2階は全面ガラスのカーテンウォール・・ 建物が持ち上げられたような ピロティ 的な扱いのデザイン。
85年前の竣工時と比べても、そんなに外観は変わっていない様な感じです。両側を建物に挟まれ、前面は大きな道路・・最上階にはオザンファン邸のようなトップライトがある階高の高い部屋がある4階建ての都市型住居。4階部のバルコニー(3階寝室)となっている、建物ファサード中央の張り出した部分が外観のアクセント。
断面で見るとこんな感じ・・ 右手の南側前面道路からは、左手の敷地奥となる北側が・・かなり上がっている事が分かります。1階2階にはメゾネット式で2住居。3階4階へのアプローチは建物中央1階エントランスを抜けて、敷地奥の屋外階段からのようです。
敷地裏手から見るとこんな感じ・・ブリッジでもアプローチできる3階部分は、敷地奥の北側に大きく開口を設けています。こういったブリッジや屋外階段での建物アプローチというのは、ANDOさん的な感じですよね・・
最上階は画家/彫刻家であったプラネクス氏のアトリエでした・・ ドラマッチックに陽が差し込んでいます・・ トップライトの窓はアトリエなんだけど、南向きなんですね・・