「早島の家」 -入賞

トリムデザイン設計の住宅早島の家

早島の家」が 第12回電化住宅建築作品コンテストで入賞いたしました。

美和の家」に続き二回目の受賞です。

受賞作品のパネル展が今週末と来週末に2箇所で行われます。

広島 -3月19日(木)~22日(日)TDY広島コラボレーションショールーム
福山 -3月26日(木)~29日(日)INAX福山ショールーム

プチプレゼン

トリムデザイン設計子供部屋のリフォーム

昨日はプチプレゼン・・子供部屋1室を2室に分ける計画。

子供部屋が「独立した個室」である事が必要な時期は以外と限られた期間です・・お子さんがまだ小さい頃に新築される場合は当分は必要なく・・広い1室の方が良いと思います・・子供さんが大学生になって家を出てしまった際にも、「独立した個室」がいくつかあるよりも・・広い1室がある方が家としてはいろいろと便利だと思います。

高校2年生と中学2年生の姉妹で使っていた1室(上写真左)を(上写真右)のように2室に分ける計画ですが・・壁をつくって分けてしまうのではなく、建具で分けます・・建具であれば工事も簡単(安価)だし、将来外して1室に戻しても良いし、普段は開けておいて必要な時だけ閉じれば良いし・・

いかにも建具ではオモシロクないので・・壁のように大きな(W2600×H2400)・・一見すると何処が開くのか分からないような(両袖引きです)・・建具らしくない建具を薄いグレー3色で仕上げます・・

「建築探訪 20」 -Okayama 4

岡山県の牛窓に手塚貴晴+手塚由井さんが設計された住宅を見学させて頂く機会に恵まれました・・・(Nさん、ありがとう。)

(上写真)高さ6m×巾6m×長さ18mの一室空間を、水廻り+収納部である5mキューブで、リビングと寝室に分けただけという・・コアプランのお手本の様な空間(上写真はリビングからコア部を通して奥の寝室を見る)・・・窓は、海を臨む側に遮るものが何もない巾18mの大開口の掃出し窓(上写真では右側)、とその反対側に巾18mのハイサイド窓の2箇所のみ・・
大きな白い空間に大きな窓という組み合わせだけによる空間は・・美術館の展示スペースのような・・一般的な住宅では感じられない”スケール”

手塚さんの建築ではこの「スケール」が非常に重要なキーワード・・空間/形態に表層的な操作を加える事よりも、”構造の工夫”による「大きなスケールがもたらす空間」に可能性を見い出そうとされている・・ (建築のつくりは一見簡単ですが、見えない構造的な部分ではかなり頑張ってます・・)

外壁は全面焼き杉板貼り。 当日は手塚さんも来られていました

日常の生活の中にある楽しさ/豊かさという・・時代が変わろうとも変わる事のない本質・・を抽出する為の「大きなスケールの獲得」・・その先に見える新しい建築の普遍性。「大きなスケールの獲得」の為に用いられる、眼にはみえないが壁/屋根の中で建物を支えている・・アクロバティック&ハイコストな過剰ともいえる構造体は、一般住宅では有り得ない様なものなのですが・・
過剰な構造体へ偏重した建築とは、はたして普遍性をもちえる事が出来るのだろうか・・・そもそもモダニズム以降において・・建築家が産み出す”建築”において普遍性/一般性を求めようとしてきた事自体にも・・建築家の矛盾があるのではないかとも思えますが・・

「建築が何であるか」という建築の初源的な存在意味を、”居心地の良さ”や”わかりやすさ”という日常的/一般的な視点から探求しようとする・・手塚さんの建築。

やまぼうし

トリムデザイン設計の住宅にやまぼうしの花が咲きました

トリムデザインで設計させて頂いた「美和の家」のシンボルツリー”やまぼうし”に花が咲きました。
一度目に迎えた初夏には花が咲かず心配していましたが、2度目の初夏を迎えかわいい花を咲かせました。”山法師”の樹名は丸いつぼみを坊主頭、白い花を頭巾に見立て付けられたそうだ。
花が上部に咲き 上から眺めると蝶が舞っているような姿が美しいので、2階の窓から眺められる様に計画いたしました。