先日、岡山県総社市にある「備中国分寺」へ息抜きに出掛けました・・「国分寺」とは天平時代に聖武天皇の発願で鎮護国家を目的に北は仙台から南は鹿児島まで全国に60箇所以上建てられた官寺・・・創建時である天平時代の建物が残っている様なお寺はないと思いますが、その7割以上が、現在も国分寺を名乗っているorもとの国分寺の跡に建っているようです・・
黄色一面に埋め尽くされた菜の花畑越しの備中国分寺の写真は観光ガイド等でよく見掛けますが・・(上写真)は桃畑越しに望む五重塔。
国分寺もまだなく中央政権の力が及ぶ前の時代・・このあたりでも前方後円墳が多数つくられ・・内海に面していただろう(倉敷市や岡山市もまだ海の中だった頃)・・このあたりの地勢を見ていると・・古代において畿内や出雲国と並び有力な地方国家であった吉備国の栄華が偲ばれます