「建築探訪 122」-Finland 14 / ALVAR AALTO 9

電力公社ビル

ヘルシンキ市内のカンピ地区に建つ、アルヴァ・アアルト設計の「電力公社ビル」(1968)。平面形は中庭VOIDを囲んだ・・”ロの字型”の変形。既存棟ヴォリュームに対して、その3倍にあたるヴォリュームの新築棟を付け加えるという・・難しい増築による計画。
(上写真)左手に少し見えている赤煉瓦の部分が既存棟で、それより右側の黒っぽい金属張りの部分が増築棟。 屋上の積み重ねられた水平庇で新旧部の接続をうまく融和・・とても大きなオフィスビルです。

電力公社ビル

明るく見えますが、この写真は晩御飯を食べた帰り・・PM9時頃に撮った写真。見学する予定には入れてなかったけれど・・この日の目的である飲食店から、泊まっているホテルに帰るまでのルートで偶然にも発見!!  
(上写真) 規則正しく割付けられた “アアルト窓” が気持ちいい感じ。

電力公社ビル
外壁は金属製の・・いわゆる “波板” 。アアルトはフィンランドを代表する国民的建築家で・・世界的にも評価の高い近代建築家・・彼の手掛けた建築が、フィンランドに多数有るのは当たり前なんですが・・

しかしそれにしても・・ヘルシンキ市内だけでも、見るべき(ゆっくり見たい)建築がたくさん。中も見たかったなぁ・・残念。ちなみに、この日は北欧に来て5日目・・パサパサした北欧の食事にもそろそろ飽きてきて・・

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「建築探訪 121」-Finland 13 / ALVAR AALTO 8

アアルト自邸

ヘルシンキ中心部から北西に5kmほど離れた住宅地・・建築家自身の設計による「アアルト自邸」(1936)。(上写真)アクセスとなる道路側より、窓はほとんどない北側外観を見る。漆喰塗りされた煉瓦壁と塀の・・白をベースにして、濃茶色の板張りヴォリュームと木製扉がアクセント的にコラージュ。左手の背丈ほどの塀は、建物本体ではない外構としての塀ですが・・きっと建物と一体でデザインを考えていたのではないかと・・goodです、効いてます。残念ながら足場が架けられていて・・フィンランドはこの時期どこでもメンテナンス中・・

アアルト自邸

煉瓦に塗られた漆喰を補修中・・結構はがれています、何年ぶりに塗り替えているんだろう・・聞きたかったなぁ。屋根は、表から見ると矩形なんだけど、裏から見るとバタフライ型・・専用事務所を近くに建てるまでは、こちらが住居兼用の事務所でした。

アアルト自邸
庭側より南側外観を見る。1階の正方形の大きな窓がダイニング。2階のテラスに面した大きな開口部のところが「プチ・リビング」
アアルト自邸
リビングを見る。本棚の向こうにはダイニング。ソファテーブルの上には、白地に金色の縁取りが上品な・・アアルトデザインの吊り照明器具。庭に向かう開放感のある大きな開口に、小さな腰壁を付ける・・アアルトらしい構成
アアルト自邸
ダイニングを見る。木桟が付いた・・明るめの絶妙な加減の茶壁がチャームポイント。壁色とバランスの取れたアアルトデザインのオリジナル照明器具・・こちらはモダンな感じ、形がオモシロイ
アアルト自邸
ダイニングから南側を見る。大きな窓の向こうには、庭の景色が広がる。北側外観とは一転、開放的な南側。大きな窓の一部に縦長換気窓・・いつもいつもの “アアルト窓” です
アアルト自邸
ダイニングとリビングの間にある造り付けの収納家具・・さきほどの「絶妙な加減の茶壁」と向き合って配色されているのでしょうか・・キレイです。棚上にはアアルトがデザインした、有名なガラスの花瓶が飾られています
アアルト自邸
吹抜けのあるアトリエを見る。机上には図面が何枚も・・今も仕事が行われているかの様な雰囲気。正面奥の階段は書庫に繋がる。正面、アトリエの中2階へと上がる急勾配な階段は・・暖炉の上に設置されていて・・効率的&オモシロイ
アアルト自邸
1階から階段を上がった所、2階の各個室へと至る前に、暖炉とソファのある共用スペース・・動線的には “大きな踊り場” なんだけれども、程良い広さの落ち着く”プチ・リビング “といった感じで・・goodです。ブラインドが設置された南面の大きな腰窓の向こうにはバルコニー
アアルト自邸
2階収納庫・・帽子、コート、鞄・・出掛けてたアアルトが帰ってきている様な・・
アアルト自邸
鞄には「ヘルシンキ行き」のフィンエアーのタグが・・アアルトのサインも!!  アアルトは1976年に亡くなるまで・・40年間、この家で暮らしたそうです
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「建築探訪 120」-Finland 12 / Jyvaskyla

クオッカラ教会

ユヴァスキュラという町にある・・フィンランドの若手建築家による現代建築を探訪。アンッシ・ラッシラ + テーム・ヒルヴィランミ設計による「クオッカラ教会」(2010) 。屋根、壁、鐘楼ともに暗色のスレート張りで統一した外観は彫刻的な佇まい。(上写真) 西側より外観を見る。西側の1階部分には教会の事務スペースを配置・・街と教会のコミュニケーションを促進。

礼拝堂が在る2階メインフロアは外観で見ると、1階事務スペースの上・・ちょうど三角形部分のヴォリュームに配置。平面形は矩形なんだけれども・・微妙に歪んでたり、出入りがあったりしていて(屋根面に現れている折れ線を見ても分かりますが)・・それが単純ではない少し動きのある外形に結びついているのかなぁ・・

クオッカラ教会
外部階段で2階まで上がりアプローチ。軒先のライン、屋根面の折れ線、壁面のくぼみ・・ 真っ直ぐにしてしまいそうな所を、真っ直ぐにしていないのが・・現代的な建築に仕上げるポイントなのかなぁ・・
クオッカラ教会
外壁のスレート張り詳細。以外と厚みは無いんですよね・・ちよっと表面が欠けているところもあったり・・
クオッカラ教会
礼拝堂内、祭壇方向を見る。大きな空間ですが木造です。礼拝堂内は外観の形状そのままの三角形空間ですが・・頂部を丸くした三角形空間。その頂部のトップライトから差しこむ光が効果的。正面祭壇の左側にある側窓も効いています。祭壇正面を飾っているイコンは・・現代アートのようにも見える、若々しい感覚の解釈によるイコン。
クオッカラ教会
屋根を支えているメインは・・頂部を丸くした三角形空間なりに曲げられた集成材木梁。床、壁、天井の内装部分だけに限らず構造材、家具まで・・ほとんど木材。フィンランド建築らしい・・木材を多用した建築。
クオッカラ教会
そして何と言ってもこの “グリッド状フレーム” ・・これが効いています。これも梁と同じく・・頂部を丸くした三角形空間なりに曲げられています・・シェル状の木製格子フレームとなっているのですが、写真で見るよりも厚みがあるので・・きっと構造的にも効いているのでしょうか

床、天井、壁、構造材、家具まで・・そのほとんど木材なんだけれども、漂白っぽいテイストで仕上げされているせいか・・全体としては、しつこさのない気持ちの良い・・現代的な雰囲気になっています

「建築探訪 119」-Finland 11 / ALVAR AALTO 7

アルヴァ・アアルト設計の「アカデミア書店」(1969) を探訪。ヘルシンキ中央駅からすぐ・・賑やかな中心街の角地に建つカーテンウォールのオフィス建築。外観を見て分かる通り、隙間なく隣接する煉瓦造の古いオフィスビル群と・・外形ラインはピタッと揃えられたカタチ。表から見ると地上6階。表から見えない書店部分は3階建て。

窓詳細を見る。銅製のカーテンウォール。左側に隣接する赤煉瓦の建物(サーリネン設計)との関係性には・・アアルトも色々と考慮したんでしょうが・・対比的な感じもしますが、どうでしょうか。

アカデミア書店
玄関扉を見る。この建具は真鍮製だろうか・・なんとも言えない艶光沢がgood、素材の持ち味の勝利・・さらに効いているのが、この丁番・・カッコイイ丁番だ。引手と共にこれもアアルトのオリジナルデザイン物なんだろうか・・
アカデミア書店
以前に紹介した、他のアアルト建築で2連はありましたが・・これは3連の “アアルト引手“。 1つはもちろん、2つでも3つでも使える必要長さにしばられない・・ひとつでショートからロングまで対応できるデザインの引手。
アカデミア書店
この建築のメインは、何と言っても・・この”天窓“。水晶のような形をした”天窓” が・・天井にドラマティックに突き刺さっているんです。上階のぐるりと張り廻された白大理石の腰壁が・・階下から余計なものが見えない様に、視線をうまくコントロール。(上写真)3層吹抜けの空間を1階より見上げる。改装工事中につき1階店内の半分は、仮囲い(上写真の左側)で覆われた状態・・残念。
アカデミア書店
(左) 2階カフェ部分より、建物中央の吹抜けを見る。(右) 2階より “天窓” を見る。水晶のような天窓は3基。
アカデミア書店
2階より “天窓” を見る。ダイナミックで個性的な・・”天窓” はとても大きい。やはり腰壁の存在が効いてい・・2階腰壁よりも3階腰壁が・・セットバックしているのも効果的。
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「建築探訪 118」-Finland 10 / ALVAR AALTO 6

アアルトのアトリエ

ヘルシンキ郊外にある「アアルトのアトリエ」(1962)を探訪・・
建築家アルヴァ・アアルトが自身で設計したアトリエ・・通りから塀越しに建物の東面を望む。中庭を抱え込んだ・・L字型プランの建物。通りに面している部分のヴォリューム(アアルトの仕事部屋)の通り側には窓は無く・・寡黙な表情を見せています。

アアルトのアトリエ
ぐるりと廻ってきて・・スタッフの作業室であるドラフティングルームや食堂、事務室などが並ぶ・・北側のヴォリュームを見る。1階中央部に玄関扉。2階の水平連続窓部はドラフティングルーム
アアルトのアトリエ
煉瓦に白塗装の外壁・・
アアルトのアトリエ
大きな窓面に挟まれた、2階ドラフティングルームを見る。北側に面した右手から、左手の南側ハイサイド窓に向けての傾斜天井
アアルトのアトリエ
傾斜天井と円弧壁で構成された・・アアルトの仕事部屋を見る。奥に行く程だんだん・・部屋の巾が広くなっていく&天井が高くなっています。右手の中庭に面した腰窓と、部屋の突き当り面のハイサイド窓の開口バランスが気持ち良いです。緑の蔦が茂る突き当り面の左側、階段を数段あがった所に出入口扉
アアルトのアトリエ
出入口扉のある所から・・アアルトの仕事部屋を見返す(見下ろす)。アアルトデザインの様々な種類の照明器具が吊られています
アアルトのアトリエ
L字型の建物に囲われた、傾斜のついた中庭を見る。荒削りな石が・・段状に緩やかに円弧を描きながら、屋外劇場の様に・・配置されています。左手がドラフティングルーム、少し窪んだ所で折れて、右手がアアルトの仕事部屋。左手から右手へ向けて、ひと繋がりの1枚屋根は・・どんどん高くなっていってます
アアルトのアトリエ
中庭に面したアアルトの仕事部屋のヴォリュームを近くから見る。大きな円弧を描く壁の足下・・建物基礎部分にも細やかなデザイン、小さな円弧が幾つもつながり・・大きな円弧へと
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「建築探訪 117」-Finland 9 / ALVAR AALTO 5

フィンランド国民年金協会

アルヴァ・アアルト設計の「フィンランド国民年金協会」(1956) を探訪・・
ビジネス地区、三方を道路に囲われた、三角形敷地に建つ、800人の職員が働くオフィスビルとして計画された建物。平面は中庭を囲んだ台形型。
(上写真) 北東より正面外観を見る。道路なりに雁行させた構成と水平連続窓がファサードの特徴。とても大きな建物です。

フィンランド国民年金協会
雁行する外壁を近くから見る。煉瓦壁&金属部材の構成。
フィンランド国民年金協会
水平連続窓の詳細を見る。遠目に見ると帯状の構成なんだけど・・近くで見るとポチ窓でもある・・FIXガラスとFIXガラスの間は換気窓。 アアルト建築ではお馴染みの “アアルトらしい窓” ・・「縦長換気窓+嵌殺し」の連続構成
フィンランド国民年金協会
建物の下層部を抑えた感じにするのも・・他の建物と同じアアルトの好む手法。トーンを抑えた・・石、タイル、銅板、ブロンズによる構成
フィンランド国民年金協会
フィンランド国民年金協会
経年変化して・・なんとも言えない味わいが出てる銅板。比較的小さなモジュールの金属製スパンドレル
フィンランド国民年金協会
北東側、建物正面のエントランス部を見る。”下層部の抑え” がよく効いています。小さな庇の出がある、その下部・・格子、扉✕4、表示板が並んでいるところが玄関
フィンランド国民年金協会
ダイナミックな4つのスカイライトがある「メインホール」・・もともとは、この建物の為にデザインされた造付けの “執務ブース” がずらりと並んでいて・・来館した市民の為の受付相談スペースでしたが・・いまは多目的ホールといった使い方の様です。 オリジナルの “執務ブース” は、別の場所に1台だけ展示されていまいた
フィンランド国民年金協会
(左)スカイライトを見上げる。(右) スカイライトは2重になっていて・・その間の空間に照明器具や日除けスクリーンが設置されている
フィンランド国民年金協会食堂
まだ10時半位なんだけれども・・何故か賑わっている? 食堂。
フレックスタイム制の為、早朝に出勤した人が今頃お昼ご飯を食べるのだそうです。
左側ガラス窓の向こうには中庭。柱はガラス面より控えた位置&テーパーを取った形としているので・・庭に対して開放的な雰囲気の食堂となっています
フィンランド国民年金協会食堂
特注タイル(アアルト建築ではお馴染みなんですが凸状の管状タイル。フィンランドの有名な陶器メーカーARABIA社製)・・”アアルトタイル” を何色か組み合わせた・・ 食堂の壁がgoodでした!!!
フィンランド国民年金協会食堂天井
食堂の天井は・・放熱板の機能がある金属製パネルが張られています
フィンランド国民年金協会
(左) 図書室を見る。整然と天井に並んだ正円形の天窓と、書棚に囲まれ一段窪んだ閲覧室の構成は・・アアルトの初期傑作でもある「ヴィープリの図書館(1936)」を思い出さずにはいられない。(右) 格天井で仕上げられた会議室を見る
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Casa Brutus

ホテルオークラ東京

先日・・「Casa Brutus」1月号を買いました・・
まだ歴史が浅い近代建築はその魅力や価値が、一般的には理解されにくく。それを守る制度もまだ充分でなく・・ 価値のある貴重な建築作品であっても・・資本主義という大きな経済性の波に負けてしまう事は・・少なくありません。

日本の名作近代建築の紹介をする特集号なんですが・・ページを多く取って、表紙を見ても分かる通り、いちばん力を入れているのは・・
「ホテルオークラ東京のロビーは壊さないで!!」というエール。

本館の建替えが決定している「ホテルオークラ東京」(1962)・・特にそのロビー空間は、国内だけでなく海外にも信奉者が多い・・日本近代建築の珠玉と言っても過言ではない空間。失なわれてしまう前に・・ 再訪したいですよね。

「建築探訪 115」-Finland 7 / ALVAR AALTO 4

アアルト大学ショッピングセンター

アアルト大学(前ヘルシンキ工科大学)探訪の最後は・・「ショッピングセンター」(1961)。上写真の奥には、キャンパスの象徴である講堂が見えています、その左手には図書館。ここはキャンパスへの入口となる場所です。矢印のようなユニークな形をした、建物の白い壁面を・・南側より見る。

アアルト大学ショッピングセンター
ちょっと視点を下げると・・軒先が緩いアールの連続となっている事が分かります
アアルト大学ショッピングセンター
西側の建物正面から見る。生協のような感じで、幾つかの店舗が入っています。銅板葺き屋根のタテハゼが、それぞれのスパンで放射状に広がっていて・・何かの模様の様に見えます。この建物のちょっとオモシロイ雰囲気を作リ出しているのは・・ 屋根の微妙なニュアンスの付け方・・

軒先が緩やかなアールになっている事と同時に、屋根自体も短手に・・緩やかなムクリを付けています。スパンごとのリズムを強調している縦線2本(縦樋?)も効いています。白い壁面と対比させる様に、軒裏/建具/腰壁の色は黒色とし・・バランスの良い落ち着いた調子がgoodでした。

「建築探訪 113」-Finland 5 / ALVAR AALTO 3

アアルト大学学生寮

アアルト大学本館から、北東に500mほど離れた場所に位置する「アアルト大学 学生寮」(1966)を探訪。 (上写真)東南面の中央部あたりを見る。ポチポチと並ぶ、学生各室の窓・・アアルトらしい「大きなハメ殺し窓+小さな縦長の換気窓」の組合せ、換気窓をやや短くして・・動きのあるデザインに整える。1階部分をやや控えて、2階以上の煉瓦ヴォリュームをやや浮かした感じに見せるデザインも・・他の建物と同じアアルトの好む手法・・

アアルト大学学生寮

東面から南面にかけて、うねりながら伸びる長い立面 (長いので半分しか写っていません)。長い東南側立面の・・ 南半分となる 「うねっている壁」がアアルトらしくて素敵! (上写真) 右手で東向きだった各部屋の窓は、左手に行くにつれて・・うねりながら南向きに。南側から見ると6階建て。

アアルト大学学生寮
東南側立面を見る。”うねる壁” は東南面の南半分のみで、一度分節(プラン的には個室間の共用部)が入って・・東半分は真っ直ぐ
プランでみると「レの字型」・・図面上が北。大きな平面構成としては、2本の棟が中央のホールを抱え込んだカタチ。北から南に伸びる直線部の棟と、南から北東に向けて伸びるハネ部の棟・・ワンフロアで50室程度の学生寮。いわゆるアアルト建築に見られる有名な「扇形デザイン」の系譜・・

中廊下型と片廊下型のMIX・・もし自分が寮生で入るとしたら、やはり図面下の “うねっている”部分がいいかなぁ・・13室/50室。図面で見ての通り、どの部屋も四角ではなく歪んでいますが・・これくらいの歪みだと、部屋に入ればそんなに違和感がない程度の歪みの様な気もします。(残念ながら、中は見られませんでしたが・・)

アアルト大学学生寮
メインアプローチとなる北側道路より見る。2つの棟に挟み込まれた1階ホールが見えます。北側から見ると4階建て・・南北軸方向でかなりレベル差のある敷地に配置された建築
アアルト大学学生寮
「レの字」の折れ部分を見る。うねった壁の終点となる部分・・右側がうねった部分、ここも一度分節(プラン的には個室間の共用部)が入って・・真っ直ぐな部分へと繋がる